【名もなきハッピーエンド/indigo la End】歌詞とタイトルに隠された意味とは？コードあり！

ゲスの極み乙女。のフロントマン川谷絵音が率いるindigo la End。

実はゲスの極み乙女。と同時デビューだったということはあまり知られていません。

ゲスの極み乙女。はダンサブルで、エレクトロやファンクに影響された楽曲が中心ですが、indigo la Endはポップでシンプルなバンド演奏による楽曲が中心。

歌詞はゲスの極み乙女。ではユーモアや散文的なものなど比較的刺激の強いものとなってますが、indigo la Endは恋愛など情緒的で詩的なものがより多くなっています。

メンバーチェンジを繰り返し、現在は4名で活動しています。

数々のスキャンダルでその名をお茶の間にまで広めた川谷絵音。

残念ながら一般的には評価されなくなってしまいましたが、音楽通の人たちにとっての彼の評価は未だ高いです。

ゲスの極み乙女。とindigo la End二つの相反するバンドのフロントマンであり、全ての楽曲において作詞作曲を手掛けています。

両バンドで多彩なギタープレイをこなしながらボーカルとして歌う姿は実力とセンスがないとできないことです。

バンドメンバーは彼のことを天才と称し、その溢れる才能にゲスの極み乙女。、indigo la Endの他にもう二つのバンドをかけ持つほどです。

音楽だけにとどまらず彼が紡ぐ言葉も個性的で独特の世界観が広がります。

ボーカリストとしても彼の高い声はすぐに彼のものとわかるくらい特徴的で、彼の楽曲の世界観を十分に活かせる声ではないでしょうか。

「名もなきハッピーエンド」は2014年リリースされたミニアルバム「あの街レコード」に収録されています。

このアルバムは「ダビングシーン」など全8曲で構成されています。

全体的に爽やかで少しセンチメンタルなindigo la Endの特徴がよく表れています。

演奏も素晴らしく、特にギターが全編で「歌って」います。

indigo la Endは恋愛に関する歌詞が多く、そういった曲のMVはまるでドラマ仕立てになっています。

このMVも川谷絵音と相手役の女性が歌詞に添った演技で別れの様子が映されています。

合間に流れるindigo la Endの演奏シーン。

圧倒的で美しいギターリフはまさしく「歌って」います。

川谷絵音もギタリスト・長田カーティスの才能を高く評価しており、ハイレベルの演奏を聞かせてくれます。

彼女が怒っているときも、お願いをしているときも、彼は鼻で笑う。

女性は感情に任せて話す所があるので、男性はどう答えていいのかわからず、とりあえず笑います。

こういう男女のコミュニケーションのずれはよくあるかと思います。

女性はたいてい「同意」を求めてしまがちですが、男性はそれに対して同意するよりも「解決策」を考えてしまいます。

彼女にしてみたら、ただ自分の言うことに同意をしてほしいだけなのに、解決策が見いだせず何も答えれずに鼻で笑われたら適当にあしらわれたようで腹が立ちますよね。

そしてそれが続くと自分は大事にされていない、と彼女はあきらめの境地に立ってしまいます。