はじめに
令和アイドル『BEYOOOOONDS』
ハロー!プロジェクトが令和時代に送る最新アイドルグループ『BEYOOOOONDS』。
第61回レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。
スタイルや顔立ちなどを取ってみても、新時代を彷彿とさせるような新しい魅力がありますね。
グループ名の由来は、いろいろな垣根を超えて「びよーん」と伸びていってほしいという願いから。
曲はデビューシングル『眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist』に収録。
通常盤と初回生産限定盤の2種類があり、限定盤はドラマCDなどのグッズが封入された豪華仕様となっています。
MVはこちら
モノトーンカラーの衣装がクールで可愛いですね。
日本のとあるオフィスのあらゆる場所で踊りながら歌うメンバー。
曲の盛り上がりに合わせて、楽しそうに働く会社員の方たちの姿が印象的です。
MV中盤にはあの人気テレビ番組を思い出させてくれる1シーンも。
まだチェックしていなかった方はこの機会にいかがでしょうか?
さて、それではさっそく歌詞の内容に入っていきたいと思います。
ここが変だよジャパニーズ!
日本の人口
Hey YO!
1億2600万人のジャパニーズ
出典: ニッポンノD・N・A!/作詞:野沢トオル 作曲:星部ショウ
日本の人口は現在およそ1億2600万人。
人口減少が叫ばれる中においても、この狭い国土にこれだけの人数がひしめいています。
さらに国土の大半は勾配のけわしい山岳地帯なので、日本の住宅事情が大変なのは仕方のないこと。
アメリカなどの広大さで人口はおよそ3億人なのですから、まったくその生活環境は異なるのです。
だからこそ日本には日本独自の文化や精神が根付きました。
狭い中に大人数が集まるために、相手のことを思いやる心などがそうです。
広々としていたら気にしなくてもよいことを、日本人は気にする必要がありました。
クールに見えて実は情熱的
シレーッと涼しげな顔してるけど
やばいよやばいよジャパニーズ
出典: ニッポンノD・N・A!/作詞:野沢トオル 作曲:星部ショウ
電車などの公共の場での日本人には共通している部分があります。
それは喜怒哀楽のない無表情なところ。
新聞を読んでいるおじさんも、スマホを見ている女子高生も、その表情はおすまし顔。
休日の街中で笑顔で談笑しながら歩くことはありますが、1人でいるときはみなクールな面持ちです。
なるべく自分の思っていることを周りに知られたくないため、表情にはあまり出さないのでしょう。
しかし内心はそうそう穏やかではありません。
やるときにはやるのが日本人であり、歴史上実際にそうしてきたのですから。
日本人の中にメラメラと燃える遺伝子由来の「何か」。
いかなる窮地においても、戦うための闘争心が根底には潜んでいるのです。
腑抜けた日本人に喝!
1億2600万人のここが変だよジャパニーズ
そんなジャパニーズの今と未来!
このままで良いの?
ニッポンノD・N・A!
出典: ニッポンノD・N・A!/作詞:野沢トオル 作曲:星部ショウ
日本人の性質は世界的にも極めて稀(まれ)だと言われます。
島国であることやその国土が狭かったこと、自然災害が多かったことなどいろいろな原因があるでしょう。
そしてその稀な性質は決してマイナスのものではありませんでした。
むしろ世界的に評価されるような特質をもったものだったのです。
しかしながらそんな日本人の良い点が鳴りを潜めているように感じる昨今の状況。
そんな日本人らしくない状況に「喝!」を入れるような曲の歌詞となっていますね。
「こんな状況下でいつまでも黙ったままで本当に良いのか?」と問いかけられているようです。