第4位『エキセントリック』
『不協和音』の通常盤にのみ収録されている曲『エキセントリック』。
元々は4枚目シングルの代表曲として最終候補まで残っていましたが、カップリング曲として収録されることに。
何が真実(ほんと)なんてどうでもいい
わかってもらおうなんて無理なんだ
倒れて行く悪意のドミノ
止めようたって止められない
訂正したとこで
また同じことの繰り返し
もう、そういうのうんざりなんだよ
出典: https://twitter.com/Ly_keyakizaka/status/910174622036848641
歌詞には孤独や諦めの感情を思わせる部分が多く、10代の少女たちの心の闇を感じます。
ドラマ「残酷な観客たち」もミステリーになっているため、曲とリンクする部分があります。
自分ではどうすることもできない広まる噂や、嘘の情報、偽りの友情や孤独をストレートに綴った歌詞に注目して聴いてみてくださいね。
第3位『二人セゾン』
『二人セゾン』は欅坂46にしては鬱要素の少ない、青春を感じさせる美しい歌詞に注目したい曲です。
小説のような情景を想像できる歌詞には、欅坂の特徴でもある孤独や少女たちの鬱憤の要素がきちんと盛り込まれています。
二人セゾン 二人セゾン
春夏で恋をして
二人セゾン 二人セゾン
秋冬で去って行く
一緒に過ごした季節よ
後悔はしてないか?
二人セゾン
出典: https://twitter.com/imaizumikuun/status/909736468599287808
他の曲にはない【希望】や【光】を感じさせる歌詞やPVの内容は、欅坂の明るい部分を感じますよね。
孤独をテーマにしたタイトル曲が多い中、『二人セゾン』では二人とあるように登場人物が増えています。
二人だからわかる青春の楽しさも、切なさも、儚さをも感じる歌詞となっています。
10代の青春真っ盛りに響く言葉たちですが、大人も若かりし日を思い出せる深い歌詞に注目です。
第2位『不協和音』
『不協和音』はTHE 欅坂46と言える、強い意志を感じる曲です。
不協和音とは、音楽用語で2つ以上の音を出したとき調和が取れず不安定な音になる現象。
聴いていて不安な気持ちになる、不快な音になり、普通ではあまり使われるものではありません。
『不協和音』では周りと合わせない、自分だけの意志を尊重し、自分の正義を貫くという強い意志を綴っています。
不協和音を
僕は恐れたりしない
嫌われたって
僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!
出典: https://twitter.com/uhbuhb778/status/912143885060603904
日本は周りに合わせて自分の意志を殺しがちになる傾向があり、それは学生時代に作られると言っても過言ではありません。
周りに合わせないとイジメの対象になったり、浮いてしまったりとマイナスな要素が多いために、周りと合わせて調和を取り、鬱憤を溜めてしまうことがあります。
『不協和音』では自分の気持ちを大事にする意志を、インパクトある言葉で表現しています。
曲中の歌詞にもありますが、まさに殴るという表現がぴったりな強気な歌詞が胸に響きます。