back number「青い春」
2012年発売のシングル
「青い春」は、2012年に発売されたback numberの7枚目のシングル及びその表題曲です。
オリコン週間チャートでは14位を記録しています。
優しいラブソングが持ち味のバンドとしての印象が強い彼らですが、本作では青春時代の葛藤をシリアスに歌っています。
彼らのシングルとしては初めてCDジャケットに女性が写っていないなど、これまでのback numberとは一味違う雰囲気が特徴です。
ドラマ「高校入試」主題歌
「青い春」は、フジテレビのドラマ「高校入試」の主題歌となっています。
タイトル通り高校入試をテーマにした内容で、ある進学校の入試で巻き起こる事件の数々と、その周りで動く人々の思考や心情が描かれます。
「告白」の著者として知られる湊かなえさんが初のドラマ脚本に挑戦し、入試制度そのものに対して問題提起する社会派ミステリーです。
学生時代の中で将来を大きく左右する「入試」というテーマが、「青い春」の歌詞とリンクしてよりリアルな輪郭を持って響いてきます。
「青い春」MV
「青い春」のMVは、メンバーの演奏シーンが描かれるシンプルなものです。
その映像は、タイトルにもある「青」を意識した色味になっています。
甘いラブソングを歌うときのback numberとは違う、激しい感情をぶつけるような緊張感のある雰囲気が印象的です。
「青い春」の検索ワードランキングは?
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どちらも「歌詞」が一番上の候補として出てくることから、多くの人はこの曲の歌詞に興味を持っていることが分かりますね。
また、「ドラマ」や「主題歌」といったワードが続くことから、「青い春」がドラマ主題歌となったことについて調べる人も多いと分かります。
それに加え、曲を聴こうと「pv」を探している人も多いようですね。
思春期の心を描いた歌詞に迫る
くり返す日常に疑問を抱く
教えられたものだけじゃ
いまいち完成しないんだ
計算は合ってるはずなのに
型にはめ込まれたって
きしんだレールの上だって
負けじと明日へと向かう
出典: 青い春/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
歌詞は「教えられたもの」「計算」と、学校を連想させるような言葉から始まります。
青春そのものである学生時代。10代半ばのその時代は、ただ大きな夢を見て憧れることができた幼少期とは違い、現実の延長線上にある将来が見え、それについて考え始める時期です。
それに気がついたとき、未来が既に決まっているような、「進学→就職」という使い古されたレールの上を自分が走らされているような気持ちになってしまう人も多いでしょう。
そんな閉塞感を抱きながらも、「明日へと向かう」という信念が歌われるのがこの曲です。
未来に向かって踊る
踊りながら
羽ばたく為のステージで 這いつくばっていても
踊らされてるのも 随分前から分かっていて
それでも それでも
また踊りながら 必死で生きているんだ 理想の未来なんて
用意されていない でもその中で願ってるのさ
ああ光を 光を
出典: 青い春/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏