MVの中で胸を締めつけられるシーンがありました。

明らかに肩を落とした選手たちが立て続けに映し出されるシーンです。

中でも息を呑んだのが、ヘッドギアの下に涙が光っているラクロスの選手。

ラクロスでヘッドギアを装着するのは男子のみですから、男子選手の涙です。

嬉し涙、という可能性も捨てきれませんが他のシーンとの繋がりから推測すると、悔し涙なのでしょう。

これらの描写は何を表しているのでしょうか。

対戦相手に敗北を喫した悔しさ

タイトルがかかった大事な試合で負けてしまったら、悔し泣きをするかもしれません。

オリンピックのような大舞台を幾度となく経験している選手でも、涙を流すことがあります。

しかし悔し涙は、対戦相手に負けたときにだけ流すものではありません

自分に敗北した悔しさ

MVの中では肩をアイシングする選手が登場します。

表情は映されませんが、選手の視線の先に同じユニフォームを着た別の選手が見えることから、怪我で離脱したのでしょう。

泣いていないかもしれませんが、泣きたいぐらい悔しいのではないでしょうか。 

ストレッチを怠ったこと、無理をしても大丈夫だと過信したこと、体の動きに筋力が追いついていないこと。

これらは自分自身の甘えや目測の悪さによるものだといえます。

つまり、内なる自分に負けたと言い換えることができるでしょう。

ここに「相手」は存在しません。自分で自分を律することで負けをある程度回避できます。

誰にも邪魔されない、いわば「サーブ」にも似た瞬間かもしれません。

それなのに手を抜いてしまったことへの悔しさ。

これを「後悔」にせず「反省」にして次に活かすのがアスリートなのです。

ライオンのキャラクターは何?

選手たちが戦うシーンが続く中、時折挟み込まれるライオンのマスコットキャラがいます。

MVの雰囲気を変えてしまうような気もしますが、張り詰めた緊張感をほぐしてくれる役割もありそうですね。

胸元に日体大のシンボルをあしらった青いTシャツを着たライオン。

これは日体大のオフィシャルマスコットキャラクターだそうです!

まだできたてホヤホヤのキャラクターなのですね。

116 Likes, 11 Comments - Seisuke Waka (@seisukewaka) on Instagram: “日体大オフィシャルマスコットキャラクターのデザイン/制作をさせて頂きました! 本日「日体フェスティバル」でお披露目となり情報解禁となりました(^^)…”

日体大のシンボルマスコットに由来

SPYAIR【PRIDE OF LIONS】MV解説!日体大応援曲♪どんなスポーツも流す汗は美しい?の画像

2006年に制定された日体大のシンボルマスコットライオンです。

天に向かって遠吠えするような勇ましさがあります。

また日体大に古くから伝わる応援体操「エッサッサ」も、獅子の咆哮を表現しているとされています。

日体大の応援ソング「ライオン」という言葉を使うことはごく自然なのかもしれません。

しかし、マスコットキャラがライオンだからという理由だけで、タイトルを決めるはずがない!

そう思いませんか?

日本体育大学は、1893年に日本体育会体操練習所としてその歴史を刻み始めて以来、120年近くにわたり、一貫してスポーツを通してすべての人々の願いである「心身の健康」を育み、かつ世界レベルの優秀な競技者・指導者を育成することを追求し続けています。

日本体育大学は、1893年に日本体育会体操練習所としてその歴史を刻み始めて以来、120年近くにわたり、一貫してスポーツを通してすべての人々の願いである「心身の健康」を育み、かつ世界レベルの優秀な競技者・指導者を育成することを追求し続けています。

「PRIDE」とは

歌詞の中で「PRIDE OF LIONS」というワードは繰り返し使われています。

ライオンとMV、歌詞にはどのような繋がりがあるのか。

それを知るための手がかりは「PRIDE」です。

ライオンにとって「プライド」とは