SPYAIR【PRIDE OF LIONS】MV解説！日体大応援曲♪どんなスポーツも流す汗は美しい？

百獣の王ライオンは気高い生き物だから「プライド」という言葉を使ったわけではありません。

逆にライオンは狩りをする以外の時間を怠惰に過ごすという意外性を持っています。

なかなか遠慮なく書かれていますが、真実です。

実はライオンにとって「プライド」という言葉は全く別の意味を持っています。

ライオンのプライドとは「群れ」を表すのです。

MVでは競技に没頭する沢山の選手が映し出されました。

見知っているスポーツはもちろん、競技人口が多くはないダブルダッチ（2本の縄でアクロバティックに跳ぶ競技）もありましたね。

15人でチームを組むラグビー、個人戦のゴルフもありました。

群れを形成してお互いに力を合わせて獲物を狩りながら命を繋ぐライオンと、日体大のアスリートたち。

共通点は「群れ」なのでしょう。

ゴルフは個人競技なのに？と首を傾げた方がいるかもしれません。

このMVが示す「群れ」は、競技人数とは無関係です。

日体大に在籍するアスリート全てが日体大というたったひとつの「群れ」に所属します。

つまりひとりひとりが「LION」、それが「LIONS」になり、日体大という「PRIDE」を形成するのです。

『PRIDE OF LIONS』というタイトルは、MVそのものを表現しているといえるでしょう。

日体大は誰もが知る「スポーツ」に特化した大学です。

日体大＝運動ができる、あるいはスポーツが強いというイメージは広く知れ渡っています。

だからこそ負けられないのです。

これは「日体大という名前を背負っているプライドがある」と言い換えることができないでしょうか。

MVの中に時折日の丸のエンブレムが映し出されました。

必ずしも全員が日の丸を背負うことはできないでしょう。

一方で、全員が必ず背負うのは「日体大」という知名度です。

学内に在籍する全てのアスリートが日体大生である誇りを背負い、戦っている。

MVに描かれていたのは、プライドを背負い守ろうとする日体大生のひたむきな姿なのです。

どんなスポーツでも、試合の前にはお互い挨拶を交わすのが礼儀。

なぜなら、相手がいなければ競技が成り立たないからです。

また「敬意」ともいわれています。

相手がこれまで経験してきた勝利や敗北、喜びや苦しみを口にせずともお互いが理解しているはずです。

背負うものは違っても、ひたむきに努力してきたのは同じこと。

そんな相手に対する敬意が、挨拶に込められています。

相手と戦い、自分自身と戦い続ける若者の姿を捉えた『PRIDE OF LIONS』。

青き獅子たちは天に昇るひとつの月に向かって、これからも吠え続けるのでしょう。

SPYAIRの楽曲はメッセージ性が強く、アスリートと好相性なのかもしれません。

『B-THE ONE』はプロバスケットボール「B.LEAGUE」の応援ソングです。

荒々しくもあるIKEの熱唱とスーパープレイをお楽しみください！

『JUST ONE LIFE』もまたメッセージ性を秘めた楽曲です。

MVの中に散りばめられたヒントを拾い集めて、この曲を掘り下げてみてください！