菅田将暉出演のMV

本曲『虹』のMVには、菅田将暉本人が若き父親役として登場しています。

曲の内容に沿った幸せな家族のストーリーは、まるで1つのドラマのようです。

菅田将暉は、このMVに関して「虹の先にあるもの」を意識した、と語っていました。

家族の幸せは当たり前の日常にこそある、そんなことを思い出させてくれる映像ではないでしょうか。

虹の先には何があるのでしょう。

MVの中では、愛の結晶となる我が子が登場していました。

「STAND BY ME ドラえもん2」の主題歌

菅田将暉【虹】歌詞の意味を徹底解説!僕がずっと探していたものは何?君に伝えたい僕の想いを読み解くの画像

元々『虹』は、ウエディングソングとして作成された曲です。

作詞作曲を担当した石崎ひゅーいは「さよならエレジー」でも菅田将暉と組んでいます。

友人でもある2人のタッグは、心温まる愛情に満ちた楽曲をうみだしたのです。

リリースと同年の2020年11月に公開された「STAND BY ME ドラえもん2」では、主題歌に抜擢。

未来ののび太としずかちゃんの結婚ストーリーに花を添えました。

子供たちも口ずさむ本曲『虹』には、忘れてはいけない家族への想いが詰まっています。

では、早速歌詞を紐解いていきましょう。

ありがとう

ダメな僕だけれど

泣いていいんだよ
そんな一言に僕は救われたんだよ
ほんとにありがとう
情けないけれど だらしないけれど
君を想う事だけで 明日が輝く

出典: 虹/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

強がっていた自分に、彼女は優しい言葉をかけてくれました。

男だから彼女を守らなきゃいけない、と思っていたのでしょうか。

辛いことがあっても弱さを見せてはいけない、と思っていたのかもしれません。

強がることも限界だったのでしょう。

そんな彼に、彼女は「弱くてもいいよ」と微笑みかけたのです。

自分は決して強くはない、そして立派な人間でもない…。

平凡な毎日を送っている、平凡な人間です。

でも彼女のことを考えると、彼の世界は光で包まれていきます。

特別な人生を送っている訳ではないけれど、彼女と共に生きる未来はかけがえのない時間です。

小さな幸せ

ありのままの二人でいいよ
陽だまりみつけて遊ぼうよ
ベランダで水をやる君の
足元に小さな虹 ねぇ

出典: 虹/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

これからずっと一緒に生きていくのだから取らなくていいよ、と告げています。

いつも通りの2人で過ごすことが、何よりも幸せなのでしょう。

日常の生活の中に、少しづつ幸せを見つけていけばいい。

ここで登場する虹は、大きなものではありません。

言い換えればありきたりの虹です。

結婚は、特別なことをするのではなく2人の日常の延長なのかもしれません。

2人で穏やに過ごせる場所を探して、楽しもうという心が伝わってきます。

MV制作時に菅田将暉が意識した虹、その先にある物は小さくても確かな幸せの形です。

伝えたい想い

ずっと一緒にいよう

一生そばにいるから 一生そばにいて
一生離れないように 一生懸命に
きつく結んだ目がほどけないように
かたくつないだ手を離さないから

出典: 虹/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

サビの部分には、沢山の想いが詰まっています。

彼女への感謝の言葉をどう伝えていいのかと迷っていたのでしょう。

自分を救ってくれたこと、未来を明るいものにしてくれたこと、彼が伝えたいことは沢山あります。

想いを言葉にすれば、溢れるほど次々に出てきてしまうのではないでしょうか。

しかし本当に伝えたい言葉は、ずっと一緒にいようという言葉だったのです。

自分は最期まで寄り沿っていくから、彼女にもずっと寄り添って欲しいと伝えています。

結婚生活には様々な困難もあるはずです。

迷い悩むこともあるけれど、自分は決して離れないという想いを彼は告げています。

手を離さないから

出典: 虹/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい