武器無しでどう戦う?
武器を忘れたわーすたたちはどう闘うのでしょうか。
答えは、なんと肉弾戦でした。
武器がないので殴る蹴るで戦うしかありません。
「女の子を一途に愛しなさい」と繰り出されたパンチは、アンドロ魔ん獣にクリティカルヒット!
女の子の切ない気持ちに勝る武器など、確かにないかもしれません。
アンドロ魔ん獣は必死に逃げますが、みり(松田美里さん)が投げた網に捕まってしまいます。
カメラはアンドロ魔ん獣視点になっているので、少し同情してしまうほどやられっぱなしですね。
一方わーすたの可愛さをVRのように間近で体験できる、楽しいMVにもなっています。
さて、捕まってしまったアンドロ魔ん獣は5人のメラにゃイザーを喰らい、あっさり倒されてしまいました。
宿敵を討ち取ったわーすたは、早速記念撮影を始めます。
チェキを思わせる5人の仲良しオフショットはあどけなく、親近感を覚えます。
しかし、戦いは本当にこれで終わりなのでしょうか。
急展開!
5台の端末から現れたコスプレわーすた
ここからMVは思わぬ展開に入ります。
なんと前奏部分で登場したコスプレわーすたが、スマートフォンから現実に出現したのです。
彼女らはそれぞれの方法で、アンドロ魔ん獣を元気付け始めました。
依然としてアンドロ魔ん獣視点でカメラが進みます。
ナースななせが絆創膏を貼ったり、チアはづき(坂本葉月さん)が応援したりとサービスたっぷり。
慰めてもらったアンドロ魔ん獣は、すっかり元気を取り戻して再び勇者と対峙することになります。
そして、とうとう勇者5人をやっつけてしまいました。
やはりヒーローといえば、一度主人公が倒れるのは鉄則のようです。
正義に目覚める
僧侶であるはづきの蘇生魔法により、なんとか復活を遂げた勇者わーすた。
復活と共にわーすたは本当の平和とは何かを考え、平和を守ろうと心を一つにします。
いよいよわーすたの反撃!
しかし武器を忘れたことがやはり痛手だったのか、思うように攻撃が当たりません。
そこでわーすたがファイティングポーズを勇ましくとると、祈りを込めながら呪文を唱えます。
一番のサビではなかった演出です。
5人それぞれしっかりとポーズを決めて唱えたからか、必殺技「メラにゃイザー」は効果テキメンでした。
アンドロ魔ん獣は爆発四散してしまいます。
ですがここまでボロボロにされてしまうと、なんだか不憫な気もしないでもありません。
闘いの終わり
このままでは、少し後味の悪い結末になってしまいます。
しかしはーちんによって、アンドロ魔ん獣はピュアな心を取り戻したようです。
つまり、本当のところアンドロ魔ん獣は生きていたのですね。
そして第一弾から登場していたアンドロ魔ん獣3人組は、なんとおまんじゅうになりました。
彼らは勇者の仲間である、トリケラトプスのとりおくんの養子に迎え入れられたと後で説明されます。
このあたりは第一弾からMVを見ていた方が、よくわかって楽しめるでしょう!
突飛な展開ですが、物語はハッピーエンドで幕を閉じます。
わーすたは世界には敵も味方もなく、互いが傷付かない平和を訴えたいのかもしれません。
MVに込められたもう一つの意味
今作はシリーズ第一弾や第二弾と違う点があります。
第三弾は、「気の多い怪獣を倒すわーすた」というハッキリとした構図がありました。
これは「他のアイドルに浮気せず、自分たちをずっと推してほしい」というメッセージではないでしょうか。
サビは切ない表情と頭を抱えるセクシーな振り付けが印象的でした。
しかしながら、実際は見た目よりずっと切実な歌詞なのかもしれません。
おわりに
わーすたが確立した世界観と、新たな可能性が同時に見えるMVでした。
いつものポップで意味不明の世界観はしっかり守られています。
それでいて普段とは一味違うコスプレを披露したり、そのなかでファンに密かなメッセージを送ったり。
わーすたの魅力はまだまだ未知数のようです。
今後もわーすたから目が離せません!
わーすた「くらえ!必殺!!ねこパンチ★ ~私達、戦うにゃこたん【レベル5】~」のMVを徹底考察! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
わーすた「くらえ!必殺!!ねこパンチ★ ~私達、戦うにゃこたん【レベル5】~」。そのMVは不思議なRPG的世界観を打ち出しています。ただ猫っぽいかわいさだけではなく、“ゆめかわ”や“ゆるふわ”テイストでファンを魅了するメンバーたち。その5人が再び起ち上がります…!キュートすぎる猫戦士、今回は勝てるのでしょうか?