描かれるのはギターケースを抱えて街を彷徨うGENの姿。
虚ろなその表情はどこか「迷い」のようなものを感じさせます。
線香花火の火種を受け止めたのは
途中、線香花火の描写があります。
ここで目を引くのは、落ちてしまう火種を手で受け止めようとする様子。
僅かな希望にすがりつく。そんな印象でしょうか。
ツルハシを振り下ろすGEN
見どころは終盤、抱えていたギターケースをアスファルトに放り投げるシーンから。
「楽器が壊れる!!」と思っていたら、なんと中に入っていたのはツルハシ。
以降は一心にツルハシを振り下ろすGENの姿が描かれます。
まるで答えを必死に探していることを体現するかのような描写ですね。
そして掘り進んだ先からは一筋の光が。
これは「Milestone」。つまり彼が見付けた「道しるべ」なのでしょう。
その光が都会の夜空を鮮やかに彩るシーンでMVは幕を閉じます。
バンドにとってのツルハシは
歌詞を解釈
アフターストーリーということで、いよいよ歌詞が気になってくるところですね。
ここからはその内容から「monolith」の4年後の主人公の様子を追っていきましょう!
変わらずに夢を追う主人公
いつかこうやって話した頃の
夢が醒めないまま
出典: Milestone/作詞:GEN 作曲:GEN
「いつか」とはまさに「monolith」の頃のことでしょう。
主人公は今も変わらず、あの頃と同じ夢を追っていることがわかります。
離れた恋人との日々を思い起こす
仄暗い光の中に
手放した 日々が思い浮かぶ
モノクロの痛みの中に
残された 君は 遠くへ
出典: Milestone/作詞:GEN 作曲:GEN
「手放した日々」とは「monolith」で歌っていた恋人との日々のことでしょう。
「モノクロ」という言葉がその悲しみも、今はどこか懐かしいものとなっていることを感じさせます。
見えたのは 抱えきれないダメージ
捉えたのに 届けられない 言えない
出典: Milestone/作詞:GEN 作曲:GEN