恋の脱げ殻すら砕かれた恋
言葉にならない キミの『さよなら』に
まだ受け入れられないことばかり
でも僕の前に もうキミは見えない
抜け殻さえ粉々に
儚いから 綺麗なんだってさ
そんなこと灰色になった今 聞きたくないのさ
出典: さくらガール/作詞:ヒロイズム,Hacchin' Maya 作曲:ヒロイズム
満開だった桜は、ある日突然、そして一斉に散り急ぐものです。
だからこそ桜には「潔さ」という美学が重ねられるのではないでしょうか。
突然、別れの挨拶すら残すこともなかった君の「さよなら」に混乱し、恋の思い出すら粉々に打ち砕かれた彼は、灰色の世界の中で耳を塞ぎます。
同じ春は来ないからこそ、輝く恋だった
さくらのような 君でした
春のような 恋でした
いつまでも 続いてゆくと
そんな気がしてた
風が吹いて 散るように
はらはらと 散るように
あの風が 連れ去ってゆく
舞って 待って 僕のさくら
出典: さくらガール/作詞:ヒロイズム,Hacchin' Maya 作曲:ヒロイズム
舞い落ちる桜を眺めるのが風流なのだと、いくつもの恋を経験した大人は語るでしょう。
しかし、10代の瑞々しい恋が砕けた時にできた傷跡は、そんなにすぐに治るものではないのかもしれません。
春のように新鮮で温かな恋は、抜け殻も残すことなく、はらはらと散っていきます。
花びらだけをいくら拾い集めても、もう元の桜には戻らない、今この瞬間の自分にしかできなかった恋を、「待って」と彼は手を伸ばすのでした。
まとめ
潜り抜けた試練を「さくらガール」の歌声に乗せて
NEWSのコンセプトといえば、「ジャニーズ事務所がプロデュースした最高峰の白馬の王子さま」という印象です。
女の子のハートを打ち落とすPOPな楽曲と、細部まで緻密に構成された歌詞の世界は、彼らの輝きに説得力と安心感を与えました。
しかし、NEWSはあまりにも困難を招きすぎました。メンバーが続々と減少し、「さくらガール」発売当初の歌と、現在のNEWSが音楽番組で披露する際の歌は、印象が様変わりしています。
困難を潜り抜けた彼らの歌声がどう変化したのか、メンバーが6人だった時代に歌われた「さくらガール」と、紆余曲折を経て4人で再始動した現在のNEWSが歌う「さくらガール」の違いを、ぜひ耳で確かめてみてはいかがでしょうか?
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