ここからはチャットアプリをイメージしたと思われるリリックビデオについて解説していきます。
続々と生まれる言葉。
そして、瞬間で消えていく言葉。
そこには、いったいどんな想いが込められているのでしょう?
リリックでチャットアプリの特徴を表現
数あるチャットアプリのなかでもっとも広く普及しているのは、やはりLINEでしょう。
おそらく、スマートフォンを持っている人のほとんどがLINEを利用しているはずです。
一言だけ送ったり、続けざまにメッセージを送信したり……。
そういった様子がリリックビデオのなかでも表現されているのが分かります。
追いつけないくらいの速度で言葉が生まれ、そして消えていく。
LINEではやり取りしたメッセージが後になっても残ります。
しかし、感覚としては直接会話をしているときのように、言葉が頭の中を流れていっていませんか?
機械越しではあるけれど、相手と対面しているような気分になれる。
そんなLINEを含めたチャットアプリの特徴が、流れて消えていくリリックに表れています。
背景で人の心情を表現
つづいて、デジタル風の背景について考察していきましょう。
リリックと同じように、背景もまた音楽に合わせてつくられています。
リリックがチャットアプリの特徴を表現しているなら、背景は何を表しているのか?
それは、メッセージを受け取った時の人の心情ではないかと思われます。
好きな相手からメッセージをもらえて舞い上がる気持ち。
なかなか返事が返ってこなくて焦れている気持ち。
送信済みの自分のメッセージを読み返して、やっぱり送らなければよかったと後悔している気持ち。
そういった目に見えない心情を、細かく動く背景で表現しているだと思います。
恋って難しい!
遅いレスにイライラ
曲が始まって、まず初めに共感するリリック。
それは「遅いレスにキレたり」という部分ではないでしょうか?
こっちは一刻もはやく返事が欲しいのに!
これは恋愛に関わらず、さまざまな場面でありえることですね。
しかし、本当にはやく返事が欲しいなら電話をしているはず。
あえて電話をせずにメッセージを待ち続けているのは、必死になっている自分を隠したい気持ちがあるからかも。
返事が待ち遠しくて居ても立っても居られなかったなんて、確かに好きな人にはあまり知られたくないですね。
でもやっぱり、返事ははやく欲しい。
こういった面倒くさいことも恋をするなら避けて通れません。
送っても送ってもレスはない
また2番で歌われる「送り続けてるのにレスはない」というリリックにも共感できるはず。
なかなか返事がこないと、焦って何度もメッセージを送り続けてしまったりします。
こういうの、本当は相手に鬱陶しがられる可能性も高いんですけどね。
でも好きな人から返事が返ってこないなんて、それだけで頭はパニック状態。
相手の事情も考えず、メッセージを送り続けてしまいます。
しかし、送っても送ってもレスはない。
これはもう嫌われたと考えるべきかも。
やってしまった……。
こういった後悔や失敗も恋愛にはつきものです。
最後に
イマドキの恋愛ならではの悩みや失敗に共感したり、思わずクスリとしてしまったり。
そんなチャットアプリの「あるある」が詰め込まれていました。
今も昔も、そしてきっとこれからも、恋をするって大変で楽しいですね。
m-floのおすすめ!
80年代のミュージックサウンドを意識してつくられた『Piece of me』。
「再生」がテーマになっている『No Question』。
ぜひ聴いてみてください。
m-flo【Piece of me】歌詞の意味を独自解釈!"私の欠けら"ってどういう意味? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2017年にLISAがm-floに帰ってきました!そんなm-floがリリースしたのが「Piece of me」です。この曲は「PRINCE OF LEGEND」のドラマと映画で主題歌として採用されています。気になる「Piece of me」の歌詞を独自の解釈で説明します。