狼たちのバンド!?MAN WITH A MISSION
狼の被り物をしたバンド、といえば多くの人がMAN WITH A MISSIONを連想するでしょう。
英語メインの歌詞とロックなサウンドに加え、全員が狼の被り物をして顔を隠しているという、ミステリアスロックバンドです。
曲の格好良さから学生バンドがよくコピーしているので、聴いたことがある人も多いのではないでしょうか?
MAN WITH A MISSIONに隠されたストーリーとは?
19XX年、地球が度重なる戦禍に見舞われていた時代、エレクトリックレディーランドと呼ばれる地球の最果てで、天才生物学者であるジミー・ヘンドリックスによるマッドサイエンスの結果生まれた生命体とされる。ジミー自身はギターを趣味としていたことで、音楽の能力がプログラミングされた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MAN_WITH_A_MISSION
ジミー・ヘンドリックスは実在したロックミュージシャンであり、天才的なギタリストの名前です。(天才生物学者ではありません笑)
ストーリーを見るに、狼でも人間でもない、あくまでマッドサイエンスの結果生まれた生命体とされているようですね。
19XX年と書かれていますから彼らはずいぶん昔に創造されたことになります。
そんな彼らのインディーズデビューがなぜ2010年なのでしょうか?
実はそれにもきちんと理由があるのです。
MAN WITH A MISSIONは南極の氷で眠っていた!?
彼らがバンドマンになったきっかけは次のように語られています。
凍結中は、オオカミならではの発達した聴覚で世界中の様々な音楽を聴いていたが、1997年に開催されたAIR JAMで演奏された音を聴いたことをきっかけに、音楽で何か世界を変えられないかと音楽活動を志すようになる。以後凍結状態が続いていたが、2010年になり、地球温暖化の影響で氷が融けてしまったために復活し、バンド活動を開始した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MAN_WITH_A_MISSION
凍結中だったのは、MAN WITH A MISSIONが作られた当初、多数の悪の組織に利用されたことを嘆いたジミーが、彼らを氷漬けにしたからです。
南極大陸で氷漬けにされた彼らは、氷漬けにされていた間に唯一触れていた音楽で世界を変えようと、バンド活動を開始しました。
地球温暖化で氷が融けてしまった、というのはなかなかタイムリーな話ですね。
MAN WITH A MISSIONのストーリーの凄いところは、全てが現実にありそうな話で構成されているところです。
そのストーリーを崩さないためか、メンバーの個人情報はほとんど非公開にするという徹底ぶり。
素顔を誰も知らない謎に包まれたバンドって逆に興味が湧きますよね!
『Far』ってどんな曲?
謎めいたMV、こだわりの演出
今回解説する『Far』とはどんな曲なのでしょうか?
『Far』はMAN WITH A MISSION5枚目のシングルである、『Raise your flag』のカップリング曲としてリリースされました。
この曲は2015年〜2016年シーズン、WOWOWで放送されたスペインサッカー リーガ・エスパニョーラのテーマソングとして起用されていました。
サッカーファンの中には聴いたことがある人もいるのでは?
ちなみにシングル表題曲の『Raise your flag』も「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のオープニングテーマになっているので有名ですね。
そんな『Far』のMVがこちら↓
無数のろうそくに囲まれた怪しげな部屋で演奏するメンバー。
狼の剥製と思われる置き物。
そして謎の格闘家らしき人影…。
ノイズを思わせる演出や、ストップ、スローモーションを巧みに使った演出など、細部にこだわりが見られるMVですね。
炎の演出や大量のろうそくを見ると、火が曲のポイントになってくるのでしょうか?
次から詳しい歌詞の解説をしていきます!