名言を紹介!
いつかは どこかで気づくはず
素敵な彼でもなかったって
真夏の関係は秋風が吹くまで持たないもの
あの空 真っ青で ギラギラと燃えたぎった
太陽に負けたくない気がして
どうせみんな夢見て浮かれるのなら
恋しなきゃ損損
出典: 危なっかしい計画/作詞:秋元康 作曲:ナスカ
渋谷の若者を歌った「危なっかしい計画」では、渋谷の夏を過ごす女子高生が描かれています。
たとえ誰かとひと夏の恋を経験しても、素敵な彼ではなかったといつか気付くのです。なぜなら真夏の恋は秋まで持たないから!
それでも真夏の太陽の暑さに負けたくなくて、みんな恋をしようとしています。だから自分も恋をしなければ損した気分になるのです。
夏だからこそ、そうした短期間の恋も楽しめると思っているのでしょう。
小悪魔的ともいえる女の子が描かれているため、渋谷の若者のイメージと合致しているように感じます。
太陽に張り合うというのも、主人公が強気な性格であることを想像させる歌詞ですね。
7位:夏の花は向日葵だけじゃない
「夏の花は向日葵だけじゃない」の歌詞は意味が深すぎると言われています。読めば読むほど泣けてくるというのです。
歌うのは今泉佑唯さん、その歌声が歌詞にとてもリンクしているんですね。歌詞の意味を掘り下げれば掘り下げるほど味わいがあるという「夏の花は向日葵だけじゃない」、チェックしてみましょう。
名言を紹介!
夏の花は向日葵だけじゃない
いろんな種類の花が咲いてるのに
瞳(め)を閉じると浮かんでくるのは
風の中 揺れている
Sunflower
出典: 夏の花は向日葵だけじゃない/作詞:秋元康 作曲:MARKIE
あなたは向日葵にどんなイメージを持ちますか?太陽に向かって堂々と咲き誇る様子を思い浮かべないでしょうか。
ここで言う向日葵はかつて恋したあの人のことです。向日葵を見るたびに、夏が訪れるたびに、彼のことを思い出して仕方ありません。
「男なんてほかにもっといるから」を「夏の花は向日葵だけじゃない」にかけていることが分かりますね。
夏の花といえば朝顔、月下美人、ジニア、プルメリアなどたくさんあります。実は家庭菜園をする人による夏の花ランキングでは、向日葵は12位なんです。
それでも向日葵が夏を代表する花というのは、それだけ日本人に親しまれ、愛されているからでしょう。
そんな向日葵を忘れられない彼と重ね、目を閉じても姿が思い浮かぶのは、無理もない話かもしれませんね。
6位:月曜日の朝、スカートを切られた
なんとも衝撃的なタイトルですが、実際抗議の署名活動があったそうです。というのも、実際にスカートを切られた経験がある人がいたんですね。
その通り、「月曜日の朝、スカートを切られた」は月曜日の朝、通学電車の中でスカートを切られた女性の気持ちが歌詞に込められています。
一方で「歌詞をちゃんと見てほしい」という理由から、封印されないよう署名活動する人もいたんです。
この騒動に対して秋元康氏は「無理に時代に合わせる必要はない。自分が面白い、好きだと思うことをやりながら、自分なりに呼吸していると時代と息遣いが合う」と答えました。
この意味がどういうことなのか、とらえ方は人それぞれです。だからこそ、歌詞が気になる人が多いのは分りますよね。
名言を紹介!
反抗したいほど
熱いものもなく
受け入れてしまうほど
従順でもなく
あと何年だろう
ここから出るには…
大人になるため
嘘に慣れろ!
出典: 月曜日の朝、スカートを切られた/作詞:秋元康 作曲:饗庭純
電車通学をする高校生~大学生というのは微妙な立ち位置だと思います。大人でもなければ自分を子供と認めたくない、そんな気持ちを持ったことはないでしょうか。
熱い気持ちを持って反抗できる人間など、どのぐらいいるでしょうか。すべてを許してしまうほど従順な人間など、どのぐらいいるでしょうか。
こんな自分の状況をいいとは思っておらず、いったいどのぐらい経てばこの状況から脱することができるか考えているのです。そのためには社会の嘘に慣れることだといいます。
しかし嘘に慣れても嘘をつける人間になれとは言っていません。本物と偽物を見分ける能力を身につけてほしいと訴えているのではないでしょうか。
ここで描かれているのは、そんないろいろな感情の狭間にいる主人公の姿です。
主人公の葛藤が感じられます。
学生というのは規則や大人に縛られることが多く、窮屈さを感じる機会が多い年代です。
自由を手に入れようとしても、周囲の大人に阻まれてしまいます。
だからこそ、どうすればいいのか迷ってしまうのでしょう。
そんな若者ならではの心境がよく表現されている歌詞です。