eill【この夜が明けるまで】歌詞の意味を徹底解釈！さよならを告げる理由は？ふたりの関係性を紐解く

K-POPにハマり、ビヨンセにも影響されて生まれたのが「eill」。

元々病弱で音痴だったという彼女が奏でるのは、自然体かつパワフルな音楽です。

このか弱い1人の女性がこれほどまでに美しい音楽を作るとは…。

一体誰が予想できたでしょうか。

大袈裟かもしれませんが、eillさんの歌声を1度聴いてみてください。

100％、eillさんの歌声にハマってしまうことをお約束します。

そんな彼女から2019年11月6日に発売されたアルバム「SPOTLIGHT」。

このアルバムに収録されている「この夜が明けるまで」に注目していきます。

かなり切ない曲だという噂ですが、実際はどうでしょうか？

その噂の真相に迫るべく、歌詞を解釈していきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。

早速歌詞を見ていきましょう。

この歌詞を見る限り、「ふたり」の関係は恋人であることがわかります。

「ふたり」の付き合いは長く、いつも行動を共にしていたのでしょう。

一緒に食事をして一緒のベッドで眠る。

彼との日常が女性にとっての当たり前の日常だったのです。

同じベッドで眠り、ふたり同じ夢を見ることだってあったでしょう。

それなのに、きっとふたりが信じた永遠は夢で終わってしまうのです。

この仮定を元に、これから歌詞を徹底的に解説します。

ここでMVにも少し注目です。

MVの中には女性が1人。

その女性の後ろには、むしゃくしゃしている様子の人の影があります。

静かに本を読んでいる女性ですが、心の中では影のように思っているのでしょう。

彼女が読んでいる本には、きっとこれからのふたりのストーリーが描いてあります。

おそらく、永遠には続くことのないふたりのストーリーが。

そして、このわかりきったふたりの終わりがさらにふたりの心の距離を広げます。

仲が良かった頃は、ふたりの心の距離は0に等しかったでしょう。

それが、終わりが見えた今は何メートルにも及ぶ距離になってしまったのです。

恋愛ソングといえば、伝わりにくい表現が当たり前かと思われがちですが…。

この曲では至ってシンプルなのです。

もう終わりが見えてしまったふたり。

それでも彼女は、もう一晩だけでも一緒にいたいのです。

永遠が叶わないのなら、せめてもう一晩だけでも…。

そんな切実な思いが、多くの恋する人々の心をワシ掴みにします。

一緒にベッドに入り、愛しい彼の寝顔を見ながら手を握りしめました。

この大きな彼の手を握るのももうこの夜で最後かもしれません。

そう思いながら聴くとかなり切なく聴こえてきます。

もしも、この夜が明けなかったらもう絶対にこの手を離したりしない…。

そんな彼女の思いがひしひしと伝わってきます。

この思いには、「後悔」の気持ちも隠されているのです。

もしもう1度やり直せるなら、という彼女の未練がうかがえます。