2011年リリースの「Wish You Were Here」を紹介…MVではいつもと違うアヴリルが話題に
楽曲だけではなくそのキャラクターも愛されるアヴリル
アヴリル・ラヴィーンと言うと楽曲はもちろん素晴らしいのですが、そのルックスやキャラクターからのファンも多いのではないでしょうか。
なんて言ったって美人だし、ロックにギターをかき鳴らす姿は男勝りでカッコイイ。
かと思えば性格はお茶目な一面も垣間見えたりと、愛され要素が満載なんですよね。
最近だとONE OK ROCKのベースRyotaと妹のミシェルさんが結婚したこともあり、日本との所縁も深まっています。
彼女が日本のことを意識してくれているのだと思うと、日本人としては嬉しいものだな…と、親近感を感じてみたり。
そして今回紹介する楽曲「Wish You Were Here」のMVが公開されたときなんかも、その愛されキャラが垣間見えるとびきりお茶目な様子を覗かせているんですよ!
メイクも崩れてしまうほどに泣き崩れるMVに対してアヴリルは…
「Wish You Were Here」は2011年にリリースされた彼女の4thアルバム「Goodbye Lullaby」からシングルカットされた楽曲です。
MVの中で見られるのはメイクもドロドロに崩れてしまうほどの大粒の涙を流すアヴリル。
その姿はいつもの破天荒な彼女とは全く違った一面で、これもまた注目を集めました。
そして普通こういったMVの撮影に際したコメントというと、「普段とは違った新たな一面に挑戦しました!」のようなものを思い浮かべます。
それに対してアヴリルは「あれは本当の涙で、玉ねぎじゃない」とコメント。
…いわゆるカナディアンジョークというやつでしょうか。
アヴリルが言うと面白いというよりなんだか可愛くて、クスっとしてしまいます。
問題のMVはこちら。
いつものアヴリルは可愛らしいイメージですが、涙を流す姿はまさに美しいといった感じです。
涙を流しているのに悲しい感じがしない…?
アコースティック感の強いサウンドに、ゆったりとしたビート。
サビでの壮大なシンセサウンドにノビノビとした歌声を響かせるそれは、陽だまりのような温かさを感じさせます。
涙を流すアヴリルとは裏腹に、楽曲自体には暗い印象はありません。
悲しい意味が込められた楽曲なのかと思えば、これはどういう意図なのでしょうか?
どんな真相が隠されているのか、歌詞に込められた意味も気になってくるところ。
主人公の理想は強い女性!だけど本当は…
I can be tough
I can be strong
But with you, it's not like that at all
There's a girl who gives a shit
Behind this wall
You just walk through it
出典: Wish You Were Here/作詞:Avril Ramona Lavigne、Martin Karl Sandberg、Johan Karl Schuster 作曲:Avril Ramona Lavigne、Martin Karl Sandberg、Johan Karl Schuster
「私はもっとタフになれるし
強くもなれる
でもあなたと一緒に居るとダメなの
この壁の向こうに余計なことを言う女が居て
あなたはその壁も通り抜けてしまうから」
主人公の理想はきっと強い女性で居ることなのでしょう。
そしていつもそんな強い女性を演じている彼女ですが、内心は弱音や愚痴をグズグズと抱えている弱い自分も。
彼はそんな彼女の内心をいつも見透かしてしまいます。
彼は本音で話せる良きパートナー
見透かされると主人公は強い女性ではいられなくなってしまう。
言い換えると主人公は彼の前でだけ、本音を見せられるのです。
これってすごく素敵な関係ですよね。
少し歌詞の順序が前後しますが、この曲の場合1、2番のAメロを横並びにしたほうがわかりやすいと感じたので、この次に2番のAメロを見ていきます。
ダメな部分も受け入れてくれていた
I love the way you are
It's who I am don't have to try hard
We always say, Say like it is
And the truth is that I really miss
出典: Wish You Were Here/作詞:Avril Ramona Lavigne、Martin Karl Sandberg、Johan Karl Schuster 作曲:Avril Ramona Lavigne、Martin Karl Sandberg、Johan Karl Schuster
「私はありのままのあなたが好きだった
私にしたって何も無理しなくて良かった
二人はいつもお互いに満足していると言い合って来た
でも本当は私はすごくダメな女なの」
2番のAメロでもやはり良好だった二人の関係が描かれています。
二人はお互いに満足している様子でも、自分のことを「本当はすごくダメな女」と言う主人公
しかし1番で彼がなんでも見透かしてしまうと言っていたように、きっと彼はダメな部分も受け入れていたのではないでしょうか。