だから僕を頼ってね
あてにしろよ ともだちを
きみのすぐそばに
いつもおれがいる
出典: 君はともだち/作詞:ランディーニューマン 作曲:ランディーニューマン 訳詞:中川五郎
上記「ここにいるよ」にも出てきた僕が近くにいるということ。
これは常日頃から心に留めておいてほしいおもちゃからの願望のようなものです。
1行目の歌詞を読み取るとわかる通り「僕のことをいつでも頼ってね」と言っています。
そしてずっと近くにいると言っているということを2〜3行目で確認できるでしょう。
「ずっと近くにいる」は何度も出てくる表現ですが「ずっと近くにいたい」というのが本心。
何度も伝えるということは、強調したいこと。
おもちゃ側が一緒にいたいと思っているのです。
しかし『トイ・ストーリー』の話の中でもあったように遊んでくれるのは子どもの頃だけ。
一緒に遊べる今だからこそ、僕のことを考えてほしいというおもちゃの気持ちが伝わります。
いつでも気がかりなのさ
上には上がいるさ
おれよりも すごいやつは
たくさんいるよね
出典: 君はともだち/作詞:ランディーニューマン 作曲:ランディーニューマン 訳詞:中川五郎
このシーンでわかることは「おもちゃにもできないことがある」ということ。
しかし人間にもできないことはたくさんあります。
あくまでも、おもちゃ目線として「できないことがある」と認めているのでしょう。
おもちゃは子どもたちと遊ぶことができても、抱きしめることはできません。
この部分のメロディーを聴くと少し寂しいような雰囲気を感じます。
まるで「それがおもちゃの宿命なのだ」と言っているようです。
でもそれでも僕が1番さ
だけど おれよりも きみのこと
きにかけるやつはいないよ
出典: 君はともだち/作詞:ランディーニューマン 作曲:ランディーニューマン 訳詞:中川五郎
「上には上がいるさ」であった寂しい事実。
しかしこの場面では「上には上がいても僕が1番」という自信満々な意見を言っています。
君のことを心から心配しているのは、僕が1番だ!
こんなセリフを言っているような自信を感じることができます。
遊んでもらえなくなったとしてもずっと心配しているような言い方です。
もしかしたら親のような感覚になりつつあるのでしょうか。
そのような温かさを感じるシーンです。
いつまでも忘れないよ
君が大人になっても
ときがながれても
かわらないもの
出典: 君はともだち/作詞:ランディーニューマン 作曲:ランディーニューマン 訳詞:中川五郎
君が大人になっても不動なもの。
君が子どもの頃にはあって当たり前だと思っていた。
この場面では「僕と君」の間にはそのようなものがあるのだと伝えています。
それは一体何なのでしょうか。
その謎は次のシーンで確認することができます。
ずっと大好きさ
それはおれたちのきずな
出典: 君はともだち/作詞:ランディーニューマン 作曲:ランディーニューマン 訳詞:中川五郎
上記「君が大人になっても」であった不動なものの謎。
それは予告した通り、このシーンで明らかになりました。
この場面で出てくる「絆」とはすなわち愛がなくては繋がらないものです。
僕と君の間にはその「愛があるのだ」ということがわかります。
上記の歌詞から続けると「大人になっても僕たちは繋がっている」ということです。