5曲目は「ぜったいぜつめい」です。

曲名のイメージとは裏腹に、サイダーガールらしい爽やかなポップナンバーです。

ノリ良いメロディが印象的でした。

身体でリズムを刻みたくなるようなグルーブも魅力的です。

歌詞を見てみるとちょっぴりアンニュイな部分もあって、「爽やかさ+α」が楽しめると思います。

6.最終電車

6曲目は「最終電車」です。

同曲も、普段の「サイダーガールらしさ」とは一線を画した1曲だと思います。

曲名にもあるように、終電を待っているときのような寂寥感を感じるナンバーです。

弦楽器のようなサウンドも組み込まれていて、ほんのり和の雰囲気も感じました。

アルバムの折り返し地点ともいえる6曲目ではノスタルジックな一面が登場。

改めて、その楽曲の多彩さに感動してしまいます。

7.ミスターデイドリーマー

7曲目は「ミスターデイドリーマー」です。

とても大人っぽい雰囲気で、ベースラインが印象的な1曲です。

ギターソロも注目ポイントだと思います。

低音が響きつつも、リズムが軽やかなのもあってラフに楽しめるナンバーではないでしょうか。

新しい側面がどんどん表れて、後半になってもまったく飽きがきません。

8.スパイス

8曲目は「スパイス」です。

こちらは、なんと、なんと、なんと!弾き語り曲なんです!!

正直、これには驚きました。そして大興奮でした(笑)

筆者は弾き語りが大好きなのですが、まさかここでアルバムに入ってくるとは思ってもみませんでした。

曲時間は2分弱と短いのですが、もうずっと聴いていたくなるくらい心地よい2分間です。

目を閉じて聴いてみると、まるですぐ目の前で弾き語りを見ているような感覚になりました。

語りかけるような歌声には、リスナーを深いところまでぐっと引き込む不思議な魅力があります。

本当に緩急の付け方がうまいなぁと、改めて惚れ惚れしています。

9.dialogue

9曲目は「dialogue」です。

同曲は、映画「家族のはなし」の主題歌として起用された1曲です。

こちらは映画の原作を読んで書き下ろされた楽曲だそう。

そうなると、映画と一緒に見てみたくなりますね。

しっとりと歌い上げたナンバーで、メロディラインだけでも心が温かくなるような1曲です。

しかし、この曲は歌詞をよく読みながら聴いてほしいです。

曲名の「dialogue」は、直訳すると「対話」という意味になります。

曲に込められた意味も含めて、ゆっくり聴いてみてください。

10.スーパーノヴァ

10曲目は「スーパーノヴァ」です。

個人的には、いちばんサイダーガールらしいなと感じた1曲でした。

7・8・9曲目と少しローテンションの曲が続いた後に来る、「スーパーノヴァ」。

アルバムの後半で登場することによって、他に埋もれることなく活き活きとしているように感じました。

11.約束

ラストの11曲目は「約束」です。

同曲は、2018年6月に発売された3rdシングル曲。

シングルで発表されたということもあって、やはりその存在感は圧倒的です。

アルバムの締めくくりとして、これ以上ないナンバーだと思います。

ライブライクなナンバーでもあるので、これからどんどん人気が高まっていく予感がします。