フィーチャリングRSP
クリフエッジの「また二人で…~あの日の帰り道~」なのになんで女性の歌声?
と思いましたが、実はfeat.(フィーチャリング)RSPでした。
その歌声の正体はRSP。ソウルフルでハイトーンな2人の歌声がこの曲にぴったりハマっています。
女性の歌声のおかげで、恋愛の切なくてたまらない感情がリアルにあふれ出しています。
まずはPVをチェック
感情たっぷりに歌うRSPの2人の歌声からは、別れた後の2人の切なすぎる想いがストレートに伝わってきます。
そしてもちろんクリフエッジが登場するシーンも見どころ。クリフエッジの3人のエッジの効いたラップが新鮮です。
女性の歌声だけではのっぺりとしがちなラブソングに、クリフエッジの力強いラップがキレのあるリズムを与えています。
見終わったあとは1つのドラマを見終わったような満足感。
切ないだけでなく、とても心地よい気分になれる曲です。
切ない歌詞の意味を解釈
思い出を振り返るような歌詞の意味を少しだけ紐解いてみましょう。
別れた後も好きな気持ちを歌う
このまま
時が過ぎたら
あなたはこんな私を忘れてしまうのかな?
離れた今でも思い出すの
あなたの笑顔あの日のまま
想い出の人
出典: また二人で…~あの日の帰り道~/作詞:JUN、SHIN 作曲:SHIN
別れた後もまだ好きな気持ちが残ることはよくあるものです。
女性は別れたらきっぱり元彼のことを忘れてしまうといいますが、そんなことはないことも多いと思います。
ここは女性が歌っているので主人公は女性であるという可能性が高いです。
しかしこの女性も、別れた彼のことが忘れられないのでしょう。
思い出の色が濃ければ濃いほど別れた後でも思い出すことが多いもの。
きっとこの2人は、忘れられないほど強烈な経験を共にしたのでしょう。
私は覚えているけどあなたは忘れてしまうの?と不安な感情が頭をよぎります。
恋が終わった直後にはよくあることですが、この2人の恋はどのくらい前に終わったのでしょうか?
PVからは学生時代の初々しい恋が連想されますが、いつ頃の恋なのか疑問が残ります。
好きな気持ちがあふれ出す
このまま
時が過ぎたら
あなたはこんな私を忘れてしまうのかな?
離れた今でも忘れないで
あなたをずっと好きだから
出典: また二人で…~あの日の帰り道~/作詞:JUN、SHIN 作曲:SHIN
とても印象的なメロディー部分です。離れた人を今でも好きな気持ちがあふれ出します。
男性が別れた人を忘れられないと、未練がましいと言われそうですが、女性だと可愛い乙女心と感じられるから不思議。
切ない歌詞に乗ったキラキラと力強い歌声に心を奪われます。
それにしても離れた直後なのか、すでに何年も経ってからこう感じているのかどうしても気になってしまいます。
ラップで男性側の気持ちを表現
出会いの春が運んで来た
君はやさしい風
二人で歩いたあの駅まで
足跡残した帰り道
俺が歩幅君に合わせてたね
いつも窓越しからのペットショップ
初めての映画のチケットも
まだ残ってる…
全てが君との大切な宝物
出典: また二人で…~あの日の帰り道~/作詞:JUN、SHIN 作曲:SHIN
ここでクリフエッジの歌うラップ部分に入ります。
主人公が突然男性に変わるイメージです。
この歌詞は実際の経験を元に書かれた歌詞だと言われていますが、本当にリアルなシーンがよみがえってくるようです。
自分がリードをとってしていた恋愛だということが伝わってきます。
行けなかった映画のチケットまで手元にある……やはり男は吹っ切れないものですね!
女はきれいさっぱり忘れてしまうものですが、別れても男は写真だけは残すなんて話はよく聞きます。
もちろん例外はいますが。
とにかく、そんな未練の残る恋は忘れることができないのだから、きっとものすごく切ないのでしょうね。
なんかフィーリング
やけに合うとかあるじゃん
そんな始まりだった
君とわずかだけど
信じた永遠の愛のはずが
一瞬で壊れた5月20日
少しでも笑顔見たくて買った
君が好きなあの犬のストラップ
そんな事で泣きやがって
君を好きになった感覚は
うまく言えないけど何百倍
もの優しさもらったぜ
出典: また二人で…~あの日の帰り道~/作詞:JUN、SHIN 作曲:SHIN
もう一度たたみかけるようにラップが続きます。
ここでは具体的な日付が表れています。
外部者からはまったく想像がつきませんが、きっと2人だけ分かる記念日なのでしょう。これが本当に実体験なら、この歌詞を読んだ彼女はすぐに何の日なのか分かるのでしょう。
2人の関係の深さが表れている部分です。
ちょっとした誤解が大きな溝になり、結局は別れを迎える恋愛は結構よくあるもの。きっとこの2人もそんな風に思いがけずに別れる運命になってしまったのでしょう。
その理由は分かりませんが、いろいろな誤解が重なり合い、上手くいかなくなってしまったのかもしれません。
お互いに大好きなのに別れなければならない2人。う~ん、切ない!