「Forever Friends」はDAOKOによってカバーされた名曲

【Forever Friends/DAOKO】歌詞を和訳して解説!ドラマ版で感動を呼んだ名曲をカバーの画像

今回ご紹介する「Forever Friends」は映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の挿入歌。

米津玄師さんとのコラボで一世風靡した「打ち上げ花火」の認知度が高いですが、こちらも隠れた名曲なのです。

歌詞は全て英語で歌われていて、DAOKOの繊細な声と合わさってまさに「天使」が歌っているかのような音色。

ストリングスの効いた壮大なアコースティックサウンドが溶け込むように包み込んでくれます。

「Forever Friends」ってどんな曲?

2017年に公開されたアニメ映画の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」。

実は、1995年にドラマとして放送されていたのです。

つまりこのアニメは22年もの時を経て蘇った作品。

その時の主題歌は今回ご紹介する「Forever Friends」。

当時はREMEDIOSというアーティストが歌い上げました。

美しく透き通った歌声とアコースティックギター、そしてシンプルなストリングス。

そう、この「Forever Friends」も22年の時を経て現代の音楽技術で生まれ変わったのですね。

REMEDIOSとDAOKOではどんな違いがあるの?

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REMEDIOSの時と今回のDAOKOを比べると、どんな違いがあるのでしょうか?

REMEDIOSは全体的に裏声の要素が非常に強い正統派ウィスパーボイス。

それに対してDAOKOは地声と裏声の境目をハッキリと出すタイプの現代風ウィスパーボイス。

どちらも透き通るような歌声が魅力といえます。

そして近年ではデジタルミュージックの技術が進化しており、音色が明らかに違いますね。

また、現在の日本の音楽シーンでは高い音圧が主流となっているのも、サウンドにおける大きな違いといえます。

こだわりのMVにも注目

なんと、MVの監督を務めたのは、1995年のドラマを手掛けた岩井俊二監督。

当時ドラマの舞台となった場所でこのMVは撮影されたそうなのです。

素晴らしい発想ですね。

それでは、ぜひMVをご覧ください♪

DAOKOのトレードカラーであるブルーに身を包み、水色の傘をさしています。

とても幻想的な世界観ですね。

教室、バス、プール…。

これらの景色はまさしく「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の舞台を映し出しています。

ドラマが繰り広げられた舞台で、歳月を経てDAOKOが主題歌をカバーして歌っている。

もともとこの作品のファンだった人からすると、思わず涙ぐんでしまうサプライズではないでしょうか。

それでは、今回のメインである「Forever Friends」の歌詞解釈を一緒に進めていきましょう。

「あなた」へ溢れだす深い愛情

深い絆を確かめる

Hold me like a friend
(友達のように抱きしめて)
Kiss me like a friend
(友達のようにキスして)
Say we'll never end
(私たちの関係に終わりはないと言って)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

最初に告げられたのは相手に向けた「愛おしい感情」。

一般的にキスは友達ではなく恋人とするものな気がしますね。

でも、海外の文化では頻繁に頬へのキスなどは行います。

いずれにせよ、2人の間にとても深い絆があるのがうかがえるのではないでしょうか。

それが永遠に続くことを祈っています。

離れたくない

Searching for the colors of the rainbow
(虹の色を確かめているの)
Melody never say good-bye
(メロディーは「さよなら」を告げない)
I will be near you...
(ずっとあなたのそばにいるよ)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS