日本で虹は「七色」といわれています。

しかし、世界中を見ると国によっては5色だったり10色近くあったり…。

見方によって、さまざまなカラーが見つかるのですね。

そんな虹の色を確かめているというのは、答えのない答え探しをしているような状況。

この楽曲の主人公はいつか「別れ」が来るのを恐れている印象を受けます。

そんな心情を「虹を探ること」で比喩した表現なのかもしれませんね。

そしてこの心情を綴った楽曲はいつまでも残り続けます。

この楽曲が永遠に残るのと同じように、私もずっとあなたと過ごすことを誓う。

これが歌詞に込められた意味ではないでしょうか?

誰かと心が通じ合う経験というのはとても幸せです。

しかし、近づくほど今度は別れが怖くなってしまうもの。

そんな儚い感情の波が表現されていますね。

「あなた」が力を与えてくれる

「あなた」が与える影響

Some people handle love and never try
(愛を上手くコントロールする人もいるけど 彼らは挑戦しようとしないの)
I can almost fly with your wings to set me higher
(あなたという翼のおかげで私は高みへ飛ぶことができるの)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

この「handle」という言葉は車のハンドルのように物事を操作する意味合いの英語。

愛を操作しようとする…という表現が分かりやすいかもしれません。

でも、愛は心の底から湧き上がるもの。

頭で考えてコントロールするのって、何かが違う気がしませんか?

ここでいう「try」は傷つくのを恐れず心をさらけ出す行為のことな気がします。

そして主人公は「あなた」と培った「愛」を実感しているようですね。

「愛」のおかげで主人公は「飛ぶこと」さえできるといっています。

これはどんな意味でしょうか?

鳥の雛が空へ羽ばたく様子を想像してみましょう。

親鳥の安心感があってこそ、雛は「空」という新しい世界へ飛び立つ勇気が湧き上がります。

それと同じように、「あなた」が主人公の力の源になっているのがうかがえますね。

主人公が何かに挑戦して飛びたてるのは、「愛」の力があってこそなのですね。

2人が見る景色とは

Someday we'll see the world
(いつか私たちは「世界」をみることでしょう)
And through the grey have faith in our hands...
(グレーを越えると 私たちは真実を手にする)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

ここで2人で見る「世界」とはいったいどんな景色なのでしょう?

そして「グレー」とは何を示しているのでしょう?

とても抽象的なパートなので、筆者の個人的な解釈で進めてみます。

先ほど「あなた」という翼で飛び立つことができると歌っていましたね。

つまり、2人は空を飛んでいるのです。

高く高く目指すうちに雲の中へと突入しました。

これが「グレー」の正体なのだと思います。

皆様は飛行機に乗ったことがありますか?

雲の中を突き進む景色を、窓越しに眺めた経験はありますか?

突破した先に見える景色は非常に美しいです。

雲でできた原っぱの上を太陽の光が降り注ぎ、幻想的な世界が広がっています。

これがこの歌詞で2人が見る「世界」のことではないでしょうか。

もちろん、空を飛んだり雲の上へ行くのは比喩。

それだけ2人の絆は深く、どこまででも突き進む力をまとっているという意味合いなのだと思います。

2人は一生の友達

Melody never say good-bye
(メロディは「さよなら」を告げない)
We'll always be forever friends
(私たちはいつでも一生の友達でありつづけるの)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

ここからは、サビを繰り返すたびに最後のフレーズが変化していきます。

変化した部分のみ抽出してみました。

さきほど「そばにいるよ」といった箇所が「生涯の親友」という深い意味合いになっていますね。

気持ちの深まりが味わえます。

Melody never say good-bye
(メロディは「さよなら」を告げない)
I will believe you...
(私はあなたを信じ続けるから)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

このサビでは信頼を確かめるようなセリフに変わりましたね。

そう、この楽曲では「私」からの深い愛が歌われています。

この先どんな事が起きたとしてもあなたを信じ続ける。

そんな、未来をともに歩む覚悟を垣間見ることができますね。

どんな運命が待ち受けていても

運命がお互いを引き離したとしても

When the river flows Off to part us both
(もし川の水が私たちの間に流れ出したとして)
Only HEAVEN knows
(天国だけが知っているの)
I will be a boat to sail around you
(私があなたの元へたどり着いてみせるって)

出典: Forever friends/作詞:REMEDIOS 作曲:REMEDIOS

ここでは離れ離れになっても2人は巡り合うことを表現しているのでしょう。

しかも偶然また出会うのではなく、「私」が「あなた」のもとへ行くと言っていますね。

それだけ主人公が「あなた」に寄せる信頼は厚いのでしょう。

「一生大切にする」という深い深い愛情を感じます。