アリアナ・グランデ【God is a woman】歌詞を和訳して解説！神々しさに…心揺さぶられる！

ポップ・シンガーとして順調にキャリアを重ねているアリアナ・グランデ。

彼女のアーティスティックな作品『God is a woman(ゴッド・イズ・ア・ウーマン）』を今回はご紹介します。

タイトルの意味はずばり「神は女性だ」という意味。

とても意味深なタイトルですが、一体どんな意味が含まれているのでしょうか。

まずは色んなイメージが詰め込まれたMVをご覧ください。

宇宙空間で銀河系をフラフープのように腰で回しているアリアナ。

絵の具が滲んだような床の上に横たわってポーズをとるシーンも。（動くのに合わせ模様が微妙に変わっていく）

また台座の上に横たわったアリアナの周りを、泡だらけの男性達が蠢（うごめ）いている姿も描かれました。

地球にまたがって自分のもののように好きに触れる大胆なシーンも。

これらはアリアナ（女性）が大きな影響力を持つということを表現しているのではないでしょうか。

有名な彫刻「考える人」のようなポーズのアリアナに対して、小さな男性たちは言葉を石のように投げつけています。

これは男性からの心ない誹謗中傷を表していると考えられます。

アリアナはそれに対して何も反応はしていません。

また、投げつけられた言葉たちは跳ね返り全くダメージを与えることもないのです。

印象的なのは彼女が頭が三つある犬を背後に従えている姿です。

これはギリシャ神話の怪物ケルベロスだと思われます。

冥府の番犬として登場するケルベロス。罪人を引き裂く罰を与える存在として描かれることも。

背中を向けた大勢の女性達に対して、一人だけこちらを向くアリアナ…

というシーンと合わせて考えると、大勢の女性を代表して罪を社会に訴えるというアリアナの立場を示したものとも感じられます。

またアリアナがハンマーでガラスの天井を破るというシーンも印象的ですよね。

このガラスの天井はヒラリー・クリントン氏が言っていた言葉のこと。

女性やマイノリティの人々が上昇しようとすると現れる見えない障壁…

表向きは「平等」を謳（うた）っていても、現実にはなかなかそうはいかない。

そんな意味が込められています。

アリアナは女性としてこの障壁を打ち破って見せると宣言しているのかもしれませんね。

他にも色んなシーンがありましたが、全てをご紹介するとそれで記事一つ書けそうです。

今回はかいつまんで印象的なシーンのみをご紹介しました。

それでは、いよいよ歌詞を和訳&解説していきましょう。

“あなた、あなたは私がどんなふうに動くのかが好きだ

あなたは私がどんなふうにあなたを触るのかが好きだ、私の唯一の人よ

全てを言い終えた時 あなたは女性を神だと信じるようになるでしょう

そして私、私は真夜中過ぎだと感じる

あなたは飛べないと感じている、私の唯一の人よ

私たちが終えた時、それは長続きする

あなたは女性を神だと信じるようになるでしょう”

ここだけを読むとラブソングにも聴こえますね。

愛する相手へ「きっと私に夢中になるはず」と誘っているという風に解釈できます。

もしかすると相手にとってはこの歌詞の主人公が初めての女性なのかも。

だから自分と関係を結べば、女性の素晴らしさを実感することになるだろう。

そして「飛べない」という単語から考えると、逆に自分の力の無さも思い知ることになる…という意味なのでしょうか。

あまりに女性が偉大過ぎる…と感じてしまいそんな状態になる。

一体、どれだけ魅力的なんだろうと興味が湧きますね。