「オー、ママ、ママ、ママ

私は男を撃ち抜いてしまったわ

セントラル・ステーションでね

膨大な人だかりを前にして

オー、なぜなの、オー、なぜなの

オー、ママ、ママ、ママ

私は男を撃ち抜いてしまったわ

セントラル・ステーションで」

クライマックスです。

リフレインですが最後ですので改めてご鑑賞ください。

生んでくれたママへの訴えでこの楽曲は終わります

殺人者である私には最後まで救いの手は伸びてきません。

制作チームはあえて共感できない語り手を主人公にしました

改めてもう逃げ場などないことを暗示させます。

然るべきときに逮捕され収監される未来を暗示させるのです。

殺人はいつかバレる

このことは曲げようのない真理でしょう。

確かにこの世界には未解決事件がたくさんあります。

それでも時を超えて多くの人が未解決事件に関心を寄せるのです。

このことは世に起こっている様々な事件は殆ど解決されていることが裏付けになっています。

未解決事件はその稀少さで人々の関心を惹き続けているだけでしょう。

ましてや「マン・ダウン」の事件は衆目の監視の前で行われた殺人です。

銃というものが手のうちにあったばかりに起きてしまった悲劇。

しかしそこに悲劇のヒロインと呼べるような人物は見当たりません

堕ちてしまったヒロインである私に同情はできないのです。

情状酌量の余地は私の浅はかさがまるで宿命的なものであることだけでしょう。

マン・ダウン

崩れ倒れてしまった男の屍体の重さを感じさせるタイトルです。

リアーナ版の「罪と罰」の固有の軽さ。

その正体は銃によって呆気なく散ってしまう生命というものの軽さです。

しかし私たちは生命の尊厳というものを信じ切っています。

この前提まで崩れ去った世界では人間存在そのものが消滅の危機に晒されると知っているからです。

ならば殺人に至るあらゆる武器への疑問の意識が掻き立てられます。

護身ではない、これは殺人だ。

リアーナ版の「罪と罰」も生命を奪うものの残虐さと非人間性を問うているのです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEとリアーナの軌跡

リアーナ【マン・ダウン】歌詞和訳&解説!酷い男に対して主人公が起こした行動とは?女性は共感できる?の画像

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