情熱
ジャニーズの人気アイドルデュオ、Kinki Kids。
CDデビュー後、さまざまなヒット曲をリリースしてきました。
また作詞作曲もこなす音楽の才能に溢れた二人です。
そんなKinki Kidsの12枚目のシングルが今回解説する「情熱」です。
2001年にリリースされました。
この曲はメンバーである堂本光一さんが主演を務めたドラマ「ルーキー!」の主題歌にもなっています。
Kinki Kidsのシングル曲で漢字のみのタイトルは、この曲が初めて。
そしてこの曲は、CD累計売上は59万枚を超えるヒット曲です。
この曲は愛する人に対して、一緒に未来に進みたいという強い気持ちが表れている歌詞になっています。
それでは、この「情熱」の歌詞について解説していきましょう。
君への愛
一緒にいてあげる
「泣かないで…」
大切に想うから 夢に届かない
時間はボクが埋めてあげる
出典: 情熱/作詞:Satomi 作曲:Boris Durdevic
歌詞の1行目。
これを僕は君に対して述べています。
君はなにか辛いことがあり、僕はそんな君の涙を拭いてあげたいと思っているのでしょう。
とても君のことを大切に思っていることが、この歌詞からは伝わってきます。
そして歌詞の2行目と3行目。
これはおそらく君が辛い気持ちでいるために寝られない時間を表しているのではないでしょうか。
夢を見るほどすやすやと寝ることができない。
そのため眠ることができるまでの時間、ずっと僕は君と一緒にいるという意味なのです。
君と僕は恋愛関係にあることが推測されます。
しかし、両思いなのか片思いなのかはこの時点では判断できません。
これからの歌詞でさらに紐解いていきましょう。
僕を見て
哀しくて 瞳を閉じたままじゃ
この愛は見えない
涙はいらないから 明日(あす)へ行こう
出典: 情熱/作詞:Satomi 作曲:Boris Durdevic
泣いている君。
しかし、その状態では僕のことを見ることはできません。
この歌詞からは「僕のことを見て欲しい」というような気持ちが伝わってくるのではないでしょうか。
目をつぶっていては、僕の愛を感じることができないのです。
涙は君には似合わないから、辛い気持ちを忘れて僕と一緒に未来に行こうと述べています。
先ほど両思いなのか片思いなのかは推測できないと述べました。
両思いで君が辛いことがあったのかもしれません。
もしくは君が何か恋愛で辛いことがあり「そんな相手はやめて僕と一緒に行こう」と捉えることもできます。
愛している
君を奪う
情熱の本能 キミの手を奪って
走り出したなら もう止まれないよ
出典: 情熱/作詞:Satomi 作曲:Boris Durdevic
歌詞の1行目から、本能で君を守りたいと思ったことが伝わってくるのではないでしょうか。
また、君を手に入れるという本能もあるでしょう。
またその本能がメラメラと燃えているような印象が「情熱」という歌詞からうかがえます。
「奪う」という表現からも、僕と君は両思いではないのかもしれません。
本当はしてはいけないのに、本能的に君を奪ってしまう。
つまり、僕が君にただ片思いしているだけなのです。
そして、その本能は燃えているため、誰にも止めることはできません。
また自分でもどうしようもないのでしょう。
本能のままに動いているのです。
誰にも止められない
愛を伝えたい 今すぐ伝えたい
変わることのない 儚い気持ちを…
出典: 情熱/作詞:Satomi 作曲:Boris Durdevic