言っていないことも
沢山あるんだろう
夜の隙間 にじむ涙 思い出して
言葉にできないや
出典: ダンサーインザルーム/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
彼女が自分に悩みを全てを話しているわけではないことに彼は気づいています。
それは、夜にこっそり一人で泣いている彼女を見たから。
彼はそれを見てきっと胸が痛くなったのでしょう。
上手く言葉で伝えられませんが、力になりたい、どうにかしてあげたいと思ったのではないでしょうか。
彼女は結構、一人で抱え込むタイプの性格なのかもしれませんね。
どしゃ降りの雨の中、2人で
ふたりだけのダンスをどしゃ降り雨の中踊ろう
ずぶ濡れで抱き合って 馬鹿みたいって言って欲しいんだよ
出典: ダンサーインザルーム/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
大きな悲しみに襲われた時は、時に泣き叫んでしまいたくもなります。
そんな時でも、彼は「そばにいるよ」と言っています。
ダンスはきっと彼女がネガティブな感情をぶつけられるものの象徴。
不器用なやり方ではありますが彼は彼女の力になろうとしているのです。
こっそり泣くんじゃなくて、自分の胸で思い切り泣いて欲しい。
そんな気持ちも伝わりますね。
言葉にしなくてもいい
必要としてるのさ
君を愛してるよ
笑い声に我を忘れ 思い出して
言葉にできないや
言葉にするなよ
出典: ダンサーインザルーム/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
もう一度、ここでストレートに愛の言葉が。
ここまで歌詞を読んだことで分かったと思いますが…
歌詞の主人公はとても純粋な愛の持ち主。
だからこそ、シンプルな愛の言葉が心に響くのかもしれません。
ウソのない心からの気持ちを言っていると伝わりますよね。
著者が好きなのは一番最後のフレーズです。
自分を奮いたたせようとしているようにも聞こえませんか?
言葉で上手く伝わらないんだから行動で示す!
そう決意した主人公の気持ちが伝わるようです。
ダンサーは僕
ふたりだけのダンスを少し空いた時間に踊ろう
ダサい振り付けだね と笑って僕をみていてよ
出典: ダンサーインザルーム/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展
『ダンサーインザルーム』の“ダンサー”が一体誰のことか分かりましたか?
そう、落ち込んだり悲しい気持ちになった大事な人の力になりたい「僕」のことです。
かけがえのない存在だからこそ、どんな時もそばにいたい。
自分に気持ちをぶつけて欲しい…
ついつい悩みを一人で抱え込んでしまいがちな人には響く歌詞かもしれませんね。
あなたとダンスをして笑い合いたい人がどこかにいるかもしれません。