善悪知った人みたいに 答えは見つけてないけど
気持ちをAgain遅すぎることはない

出典: just Melody/作詞:TAKUYA∞・ALICE ICE 作曲:TAKUYA∞・彰

生きていると、答えのない問いにぶつかることが多々あります。

何が正しくて、何が間違っているのか。

たくさんの価値観が溢れる世の中では、それすらも分からなくなってしまいます。

だからこそ、正解の言葉よりも素直な気持ちを届けたい。

それがここの歌詞で歌われているメッセージなのではないでしょうか。

過去に届けられなかった想いがあるのなら尚更、言葉にすることを躊躇ってはいけない。

「Again」からはそんな気持ちも伝わってきますね。

気持ちを共有したい

It's Melody 出逢いも別れも新しい音をくれる
あの笑顔も 失くせない音 yeah
just Melody Melody 忘れないで
遠く離れていても 君の Melody聞こえてるから

出典: just Melody/作詞:TAKUYA∞・ALICE ICE 作曲:TAKUYA∞・彰

ここの歌詞で歌われている「音」とは、「感情」を意味しているとも捉えられます。

喜怒哀楽のすべての感情は、人との関わりから生まれるものです。

誰かからもらった嬉しい気持ち。

または誰かに押しつけられた悲しい気持ち。

すべての感情にはきっと意味があるはずです。

今日あった出来事や、感じた想い。

それを伝えられる相手がいたのなら、自分の心と向き合う方法が自ずと見えてくるでしょう。

すぐに会いにいける場所にいなくても、伝えたい想いさえあれば人は繋がっていられます。

そして心で繋がることができたなら、言葉などなくても気持ちを共有することができるはず。

「君」に言葉を届けるため。

そして、「君」の言葉を受け取るため。

「僕」はこうして歌を歌っているのかもしれません。

音楽が絆に変わる

人は皆、誰かと一緒に生きている。

では、人と人を繋ぐものとはいったい何でしょう?

この曲を聴いていると、誰かのために奏でる音楽こそが、最も強い絆になるのだと感じますね。

1人では生きていけない

窓に映る光さえも もう照らしてはくれないような気がして
一人で凍えてたんだ

出典: just Melody/作詞:TAKUYA∞・ALICE ICE 作曲:TAKUYA∞・彰

日常の中でふと見つけた光。

それは太陽の光だったかもしれないし、月の光だったかもしれません。

あるいは街灯や車のヘッドライトだったとも考えられます。

どんな光だったにしろ、その光は自分を照らすための光ではない。

そんな風に卑屈な思考に陥ってしまう時が、誰にでもあるでしょう。

暗闇の中にいると余計に孤独を強く感じて、世界から見捨てられてしまったように思えてきます。

そんな時、自分の目の前に差し伸べてくれる手の平があったなら...。

どうしたって人は1人では生きていけないようですね。

言葉の力

It's Melody 失ってしまった心の欠片集め
いつか君が笑えるように yeah
just Melody 奏でてゆくのさ 時の五線譜の上
ひとりひとつ 生まれた日から
It's Melody 出逢いも別れも新しい音をくれる
あの笑顔も 失くせない音 wow
just Melody Melody いつか君が歌ってくれたあの歌
きっと僕は忘れはしない

出典: just Melody/作詞:TAKUYA∞・ALICE ICE 作曲:TAKUYA∞・彰

ここの歌詞は、今までのサビの歌詞に対するアンサーと捉えることができそうですね。

人はなぜ、誰かのために言葉を紡ぐのか。

それは自分もまた、誰かからの言葉を待っているからでしょう。

誰かと繋がって生きていけるように、人は言葉を持って生まれたのかもしれません。

何より誰かがくれた言葉は、時に自分の中で大きな力に変わったりするものです。

「僕」は「君」からもらった言葉をずっと大切にしています。

そういったことから、「僕」も「君」のために言葉を送りたいと強く思っているのでしょうね。

友達に向けたメッセージ

You are my song
and I'll be wiz you
Friends will be friends
Forever and ever together

出典: just Melody/作詞:TAKUYA∞・ALICE ICE 作曲:TAKUYA∞・彰

最後の歌詞には、この曲が誰に向けたものであったかが歌われています。

「僕」がメッセージを送り続けていた「君」。

その「君」とは、「僕」にとって大切な友達でした。

悲しみに胸が張り裂けそうな時も、怒りで体が震える時も、友情だけは変わらず胸の中にある。

そう信じていたいから、「僕」は言葉を尽くしているのかもしれません。

遠く離れていても切れない絆。

それが「君」と「僕」の間にはあるようです。

最後に