「忘れないよ（青山テルマ）」の歌詞を独自解説！「ただ逢いたい」…永遠に会えない相手への想いが心に響く

「あなた」がいたからこそ私の世界があった。

あなたが私の世界の中心で、全てだった。

まるで主人公がいない物語のように、全てが一瞬で止まってしまう。

そして、羅針盤を無くした船のように何処に行ったらよいか分からなくなる。

肝心な中身がないもの。

今まで生きてきた世界が違うかのような錯覚にも陥ります。

そのくらい、あなたが私とっての全てでした。

約束はしていない。

だって、約束をすると必ず守らなければいけないから。

約束をしてしまうと、破ってしまうことも起きるから。

傷つきたくないから、約束はしない。

約束が叶わないと知ってしまうと、どうしようもなくなってしまうのです。

だから、あなたを信じて待っている。

それは約束ではないから。

必死で傷つかないように生きている姿が目に浮かびます。

あなたのことが好きで気になってしまうのは理屈じゃない。

自分の遺伝子に刻まれた本能がそうさせるのです。

あなたのことは、頭で考えているわけではない。

私の本能がそうさせている。

だから、止められても止めることはできない。

あなたを待つことが私の運命だから。

あなたの余韻が私を優しく包み込む。

あなたの香り、温もり、感触、全てがまだ私の中にちゃんと残っています。

あの日言ってくれた言葉も、あなたの思いもしっかりと覚えています。

その余韻が残る限り、愛は生き続ける。

あなたをずっと覚えていることができる。

神様にもお願いしたいくらいです。

会えなくても、私の中にあるあなたの記憶が生き続ける。

だから、消えないで…。

大切な人を思う切ない思いが感じ取れるでしょう。

“約束だなんて、言ってないわ(そう、そんなこと無いわ)”

約束は、その人を縛ること。

その人にも約束を守らせるという責任が課せられます。

だから、この思いや願いは、あくまでも私だけのもの。

約束は相手がいるからこそ成立するもの。

大切な相手がいない今、約束は成立しません。

私があなたにしたいことは、約束ではありません。

「信じさせてもらうこと」です。

ただただ、逢いたいだけ。

思いはそれだけなのです。

だから、私は待ち続けます。

あなたにもう一度会えることを願って。

あなたのことを胸に思い出しながら、信じ続けています。

永遠に会えない人への切ない思いを歌った「忘れないよ」。

どうして私を置いていったの？

私のこと嫌いになったの？

そんな思いは一切ありませんでした。

この歌詞に込められたのは、「逢いたい」。

ただそれだけでした。

あなたと逢ってこれがしたい、あれがしたいという欲もありません。

「ただ逢いたいだけ」という真っ直ぐな気持ち。

他には何も望まない。

愛を教えてくれたあなたに、一目逢いたいだけ。

健気に彼を待つ真っ直ぐな愛と、悲しいほどに彼を待ち続ける姿。

きっとあなたの心に強く響いたことでしょう。

「忘れないよ」のMVも併せてご紹介！

歌詞からだけでは分からない魅力が詰まったMVは必見です。

切ない歌詞を力強げ歌い上げる姿は、非常に魅力的です。

歌詞の意味を深く知ると、言葉が心に沁みてくるようです。