19歳の淡く切ない一夏の思い出を描く「19 summer note.」
今回紹介するのは2018年7月11日にリリースされた、SILENT SIREN(以下サイサイ)の15thシングル「19 summer note.」。
描かれているのは「19歳の淡く切ない一夏の思い出」だとのこと。
Vo,Gtのすぅ曰く、大人でも子供でもない19歳という絶妙な年齢の気持ちが表現されているといいます。
まだこれからという方もおられるでしょうが、19歳のときって確かに特別な感情を抱きませんでしたか?
もうすぐ10代が終わってしまうと思うと、なんだか切ない気持ちになったものです。
中高時代とはまた違った意味で多感になる時期なのかもしれませんね。
noteに込められた意味は?
タイトルにある「note」は思い出を綴ったノートのようなイメージでしょうか。
ちなみに音符のことを英語でnoteと言ったりもしますね。
2つの意味が込められていると考えると、思い出を綴った1曲といったところ。これは趣深いタイトルです!
そして7月のリリースと言うことで、サイサイお得意のアッパーな夏ソングとなっています。
2018年も終盤に差し掛かって来て夏真っ盛りというわけにはいきませんが、音楽はいつだって夏を感じさせてくれますね。
気になる収録内容は
約9ヵ月振りのシングルということで、当然表題曲以外の収録内容も気になるところです。
今回カップリングとなったのは、店舗の貸し切り営業のドキュメンタリーを収めたMVが話題になった「天下一品のテーマ」。
3月~7月にかけてのSILENT SIREN LIVE TOUR 2018~"Girls will be Bears"TOUR~も天下一品がスポンサーとなって行われました。
まさに相思相愛、持ちつ持たれつといった感じ。
メンバーの可愛らしいイメージが天下一品のカラーとまた合っていました。
ちなみに、Drのひなんちゅは天下一品で3年もバイトしていた経験があるそうですよ。
その頃の思い入れもあってか、彼女も嬉しそうな様子を見せていました!
限定盤にはボーナストラックも
さらに初回限定盤、ファンクラブ限定盤にはボーナストラックも収録。
上記のツアーで演奏された「Kaleidoscope」「ODOREmotion」のライブ音源を聴くことができます。
新曲2曲に引き続き、ライブの熱気まで感じられる内容にファンも大満足だったのではないでしょうか。
ちなみに配信版ではこのボーナストラックも「フジヤマディスコ」「ジャストミート」の2曲になっています。
楽曲をレビュー
サイサイの楽曲はほとんどがプロデューサーであるクボナオキによって作曲されています。
しかし今回の楽曲は彼とVo,Gtのすぅの共作となっている模様。
さらにBaのあいにゃん曰く、演奏面も今までで一番話し合って練られているとのこと。
女の子らしさを持ったサビ
冒頭の「nineteen nineteen」の声を合図に始まる夏らしく元気いっぱいのイントロ。
心地良くうねるベースに、揚々としたギターリフが特に耳に残ります。
そして歌い始めはサビから。
シンセのキラキラした音色と裏拍を強調した軽快なドラムが涼しげに楽曲を彩ります。
その上で流れるメロディはなんとも女の子らしいもの。
まさに19歳の多感なイメージを表したような印象を受けます。
サビ後半の「wow wow」というコーラスパートは、ライブでのコール&レスポンスが期待できますね!
ライブで盛り上がれること必至
密度の濃いサビから始まり「これは良曲!」と思っていると、Aメロの込み入ったメロディ展開も秀逸。
名曲となりうる曲というのは、やはり細部にまでメロディが作りこまれているものです。
そしてBメロからはサビに向けてすでにノリノリ。
メンバーも口々に言っているように、これはライブで盛り上がれる1曲に間違いないのではないでしょうか。