猫虫 feat.鏡音リン【繰り返し一粒】歌詞の意味を徹底解説！「愛してる」と告げた本当の理由は？

主人公も最初は幸せな日々を送っていました。

上記の歌詞からも幸せで満たされているような情景が思い浮かびます。

恋人同士の時は「続けばいい」と思いつつ、辛い未来があるとは考えもしなかったように考えられます。

それだけ主人公が満たされており、相手に絶大な信頼を寄せていたのでしょう。

幸せで満たされている間にもちょっとした兆しがあったのかもしれません。

その兆しが段々と大きくなり相手の本心を知る事となってしまった。

相手と自分の距離が離れていってしまうかもしれないと危惧する主人公。

しかしある時、ふと思うのでしょう。

距離が離れる以前に相手は自分の事をなんとも思っていなかった事。

この事を知ってしまった主人公はどう思うのでしょうか。

考えるだけで心がキュッと切なくなります。

大切な人の真意を知ってしまった主人公。

こんなに辛い思いをするのであれば知らない方が良かったと後悔しているように考えられます。

真実を知って相手を失ってしまうくらいなら、嘘でも優しい時間の中でいたかった。

 でも今はもう知ってしまったから。

ただの操り人形だったってことが分かってしまったから。

分かってしまったら、もう一周回って自虐的に笑ってしまうことしかできなくなってしまった。

笑いながら泣いているような悲痛なイメージが思い浮かびます。

サビでたびたび出てくる「愛してる」という言葉。

他の楽曲だと甘くて愛おしいイメージで使われる意味が多いです。

しかし「繰り返し一粒」にいたっては真逆の意味に聞こえます。

サビで繰り返し出ていることから、主人公の相手もよく使っていた言葉と考えられます。

何気ない日常も、ケンカして仲直りをした日も、何かのイベントの日も。

彼は口癖のように「愛してる」と主人公に言っていたのではないでしょうか。

だからサビの最初に「愛してる」が入ってくる。

しかし相手の真意を知ってしまった今、「愛してる」の言葉は何の意味もありません。

その悲痛な主人公の想いが2行目の歌詞に全て出ています。

上記の歌詞はラストサビの手前の歌詞です。

サビの歌詞とよく似ているようですが、2行目の語尾が過去形に変化しています。

それまでは相手に問いかけるような語尾でした。

このことからも主人公は心の整理が1つ、ついたように捉えることができます。

まだまだ相手に裏切られた傷は癒えないでしょう。

それでも、もう過去の話になってしまったので進んでいくしかありません。

悲壮感を漂わせながらも主人公は少しずつ自分のペースで歩き出していきます。