【みんな頑張ってる/遊助】温かい応援ソングの歌詞を解釈!どんな人間もそれぞれの場所で精一杯生きてるの画像

「みんな頑張ってる」の2番の歌詞では、苦労して生きている人の姿が描かれています。

人生は順風満帆ではないけれど、それでも頑張っている。

そんな人々の姿に元気をもらえるはずです。

久しぶりに連絡がきた相手は……?

ちょっと苦手だった生徒会のあいつ
選挙に出るって電話が来たのさ
台風が来ようとずっと立っていた
僕以外 誰も聞いてないのに

出典: みんな頑張ってる/作詞:遊助 作曲:佐藤嘉風、野崎有真

主人公のもとに入った着信。それは学生時代に苦手意識を持っていた「あいつ」からのものでした。

「あいつ」は成長し、政治家になるために頑張っているようです。

演説で各地を訪れている「あいつ」。

雨の日も風の日も、台風の日だって真摯に演説を続けます。

しかし周囲に聴衆の姿はありません。

主人公の「僕」が演説を見に行った日も、他に聴衆はいなかったようです。

閑古鳥が鳴いているような寂しい情景。

もし自分が「あいつ」の立場だったら、と想像すると心が折れそうです。

それでも「あいつ」は、めげずに頑張っています

「僕」はそんな「あいつ」の姿が心に残ったのでしょう。

誰にでも大切なものがある

何故分かってくれないのと嘆く君も
意味がないなと止まる僕も
どんな人にだって譲れない物が
あるからこそ笑えるんだね

出典: みんな頑張ってる/作詞:遊助 作曲:佐藤嘉風、野崎有真

このパートで描かれているのは、かつての恋人である「君」と「僕」のことでしょう。

お互いに気持ちがすれ違ってしまい、別れてしまった「君」と「僕」。

2人とも、心の中に大切にしたい「譲れない物」があったからこそ衝突してしまったのでしょう。

しかしその「譲れない物」のおかげで、笑顔になれる日もいつかくるはず

お互いが大切に感じているものを尊重し合えば、笑顔になることができる。

そんな前向きなメッセージが伝わってくる歌詞です。

報われない日もあったけど

みんな頑張ってる
上を向いて空に泣いた夜も
みんな分かっている
変わりながら 育ちながら

出典: みんな頑張ってる/作詞:遊助 作曲:佐藤嘉風、野崎有真

長い人生の中で、涙をこぼす日もあったでしょう。

その涙をこらえるかのように、空を見上げたこともあったと思います。

人間はみんなそうして成長していくもの。

「誰もがそれを理解しているから大丈夫だよ」という遊助さんからのエールが伝わってきます。

つらいことがあったときに思い出したくなるフレーズです。

大人になるってどういうこと?

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成長してそれぞれの場所で頑張る人々がたくさん登場する「みんな頑張ってる」。

ラストの歌詞からは「大人になる」ということに対する、遊助さんの前向きな考えが伝わってきます。

大人になることを悲観する必要はない

大人になるって良いもんだ
大事なもんが 少しずつ
見えてきてもっと生きたくなる

出典: みんな頑張ってる/作詞:遊助 作曲:佐藤嘉風、野崎有真

大人になることについて、どのようなイメージを持っているでしょうか。

もしかすると、あまりいいイメージを持っていない人もいるかもしれません。

しかし遊助さんは「大人になるのは悲しいことではない」と歌詞の中で言っています。

大人になるにつれて、子どもの頃には見えなかった「大事なもん」が見えてくると遊助さんは考えています。

だからこそ1行目の歌詞にあるように、大人になることを肯定できるのでしょう。

これから大人になる人にはもちろん、もう年齢的に大人になった人の心にも響くフレーズです。

「大人になんてなりたくなかった」と感じていた人には、目から鱗が落ちるような歌詞ではないでしょうか。

外面なんて気にしなくていい