いきものがかりの楽曲「ノスタルジア」について
ではまず初めに、今回紹介するいきものがかりの曲である「ノスタルジア」について紹介します。
ノスタルジアは、2010年3月10日にリリースされたいきものがかりの中でも通算17枚目となるシングル「ノスタルジア」に収録された曲です。
このシングルの前に「なくもんか」をリリースしていますが、この作品から実に約4ヶ月ぶりにリリースされた2010年の中でも第1弾のシングルとなっています。
実は、この曲はいきものがかりがインディーズの頃に作った1stアルバム「誠に僭越ながらファーストアルバムをこしらえました…」に収録されていた曲を再アレンジしたものなのですよ!
しかしインディーズの頃の歌詞とは違う他、新しくラストのサビが追加されているのが今の「ノスタルジア」とインディーズの頃に作った曲との違いですね。
また「ノスタルジア」は、スタイルジャム配給映画である「時をかける少女」の主題歌にも抜擢され、数あるいきものがかりの曲の中でも名曲の1つとなりました。
「ノスタルジア」はオリコンチャート・ランキングにもランクインしており、週間オリコンチャート・ランキングでは3位を獲得しました。
そしてその他2010年3月の月間オリコンチャート・ランキングでは11位にランクインし、2010年度年間オリコンチャート・ランキングでは148位にランクインしました。
これまでにいきものがかりがオリコンチャート・ランキングに登場したのは計12回で、その多くが上位にランクインしています。
いきものがかりといえば真っ直ぐな歌声に合わせた優しいメロディが印象的ですが、今回紹介する「ノスタルジア」もその中の1曲となっています。
「ノスタルジア」の歌詞を読み解く
では、ここからは実際にこの「ノスタルジア」の歌詞を読み解いていきたいと思います。
一体どのような歌詞になっているのでしょうか。
少しずつずれていく二人の歩幅
か細い声で語る 私の話を聞いて
無理に強がるわけじゃないけど あんな風にもう泣かないから
少しずつずれていく 二人の歩幅がつらい
雨音にさえ 不意に怯えて はぐれてく二つの傘
出典: http://www.3131.info/いきものがかり/ノスタルジア/
ではまず初めに、こちらの歌詞を見ていきましょう。
ここでわかるのが、曲の物語の中に“私”ともう1人の誰かがいるということです。
そして、曲中の“私”ともう1人の誰かの間でいざこざがあったようなことが歌詞で描写されていますね。
ここでの歌詞の意味としては、“もうあんな風に泣いたりしないから、私の話を聞いて。二人の歩幅が少しずつずれていっていることはわかっているから”といった意味になります。
あなたとの思い出はノスタルジア
無邪気なまま 瞬いてる あなたとの思い出ノスタルジア
ねえそれ以上 言わないでよ こぼれた涙が 震える手に 落ちていく
出典: http://www.3131.info/いきものがかり/ノスタルジア/
次にこちらの歌詞を見ていきましょう。
ここでは、曲中の“私”がもう1人の誰かに失恋したことが描写されています。
またこの歌詞で注目したいのが、「ノスタルジア」という言葉です。
この「ノスタルジア」というのは、故郷を懐かしむ気持ちという意味となっています。
なので、もし曲中の“私”が女性だとしたら、あの頃の彼との思い出は、まるで故郷を懐かしむ気持ちのようであるという表現であることがわかりますね。
つまり、この時点ではもうすでに二人の関係は切り離された状態であるということです。
本当の気持ちを胸にしまい、明日への一歩を踏み出そう
いとしさを超えて 悲しみを捨てて 新しい私に 今出会うの
やがて訪れる 素敵な未来に あなたの姿は もう見えない
本当の気持ちは 胸にしまう ひとりの明日を歩くために
出典: http://www.3131.info/いきものがかり/ノスタルジア/
そしてこちらの歌詞です。
ここでは、これまでの悲しみを心にしまって新しい一歩を歩き出すといったことが歌詞で表現されています。
本当は曲中の“彼”といたいけど、このまま悲しんでいては前に進めないという前向きな歌詞となっているのがわかりますね。
なので歌詞の意味としては、“これまでの悲しみ乗り越えて、新しい自分と出会う。悲しむ気持ちを胸にしまって明日への一歩を踏み出そう”になります。
「いきものがかり」おすすめ楽曲
それではここで、これまでに数多くの曲を作り上げてきたいきものがかりの中でも特におすすめの曲を紹介していきたいと思います。