富樫さんは「m.c.A・T」の名義で歌手としても活動していました。

DA PUMP人気曲で「ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~」という曲があります。

この曲は元々富樫さんの曲だったのです。

彼はISSAさんを凌駕するハイトーンボイスの持ち主でした。

なんと原曲はDA PUMPのものよりさらにキーが高いのです。

機会があればこちらも聴いてみてください。

おそらく突き抜ける高音に驚愕することでしょう。

他にも初期DA PUMP曲の何曲かは、富樫さんの曲をリアレンジしたものでした。

恋の始まる瞬間!「Rhapsody in Blue」の歌詞を解説

それでは「Rhapsody in Blue」の歌詞を見ていきましょう。

夏を感じる眩しい描写が満載です!

ちなみにこの曲はある企業のヘアケア商品のCMにも使われていました。

その影響か「」にまつわる歌詞が多く出てきます。

ある暑い夏の日に

終わらない夏 君が変わった Rhapsody in Blue
なびく髪が 触れるたび ユレる la la la la Body'n 愛情

出典: Rhapsody in Blue/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生

男女問わず、若い頃というのは一夏でがらりと雰囲気が変わることがあります。

夏休みが終わった2学期の初登校日。

同級生がグッと魅力的に見えた経験をした方もいるかと思います。

この歌に出てくる二人は中高生ではないようですが、これはそんな夏の物語です。

ああ また暑い季節 焼け付いた アスファルトの街抜け出し
誰かとアバンチュールなんちゃって
ああ 毎年同じ 恋人じゃないけれどやっぱり今年も
君とバイトなんかするのだろう

出典: Rhapsody in Blue/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生

ここではある夏の日の日常が描かれています。

まだ見ぬ相手との恋を妄想しながらも、日々のアルバイトに勤しみます。

そのバイト先に彼女はいました。

この時はまだ意識をしている描写はないですね。

彼女の変化に気づく瞬間

気温上昇 道路情報 じゃどこも渋滞中
俺の気持ちまんま そんな感じ 息も絶え絶え 今年もピンチ
頬にアイス!気持ちいいいたずらナイス!
今日も元気(Good!!)君のセンス
汗にも負けぬその笑顔ちょっと やばっ
胸の痛み YesYesyo!

出典: Rhapsody in Blue/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生

夏休みの道路は渋滞が多いですよね。

彼の気持ちも渋滞と同じようです。

ありきたりな日常に嫌気が差していたその時、彼女からのサプライズが。

頬にアイスを当てられたのです。

まるでアイスのCMのようなシチュエーションですね。

男子としては羨ましいシーンです。

ここで彼は「彼女の笑顔が今までと違う」ことに気づきます。

恋が始まる瞬間ですね。

この曲はこのような甘酸っぱい描写がたくさん盛り込まれています。

恋は人を成長させる

自分も変わろう

終わらない夏 君が変わった Rhapsody in Blue
なびく髪が 光はじくたび sala sala blow my 感情
終わらせない夏 俺も変わろう Rhapsody in Blue
焼けた胸が 揺れるたび ふえる la la la la your&my dream!

出典: Rhapsody in Blue/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生

成長した彼女に完全に恋に落ちてしまった彼。

そこで自分も変わろうと決意をします。

そう言いつつも彼女の胸元に思わず目がいってしまいます。

彼は果たして変われるのでしょうか。

いざデートへ!

もう こんなに君が そばにいる 兄貴にかりた オープンの2シーター
誰もがうらやむカップル!?なんちゃって
ああ 兄妹みたいにはしゃいでた 俺たちの育んだ歴史が
きっとピュアな愛になるのだろう

出典: Rhapsody in Blue/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生

無事に彼女をデートに連れ出した彼。

思い切って二人乗りのオープンカーを調達します。

彼が学生だと考えたら少し背伸びしすぎな気もしますね。

この曲が発売当初、私は小学生でした。

純粋に大人の男女の恋物語だと思って聴いていたものです。

しかしこの彼はまだまだ幼さが残っていることが分かってきました。

隣ではしゃいでいる彼女をみて未来を想像する彼。

なんだか微笑ましい光景ですね。

私も免許を取りたての頃に意中の相手とドライブデートをしたことがあります。

しかし慣れてない運転で見事に結果は惨敗でした。