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2017年10月30日更新

美空ひばり『川の流れのように』のありえない衣装が衝撃的!壮大な世界観を生む歌詞にも注目♪

伝説的な歌手として今もなお多くの人に愛されている美空ひばり。最後のシングルである『川の流れのように』は、彼女のすべてを込めた一曲でした。同ナンバーを歌ったステージ衣装も、大きな話題になりましたね。そこで今回は『川の流れのように』にスポットを当て、美空ひばりのステージ衣装にも触れていきます。

天才的な歌唱力を持つ美空ひばり

天才的な歌唱力を持つ美空ひばりは名声を欲しいままに、1989年多くの人が惜しまれる中この世を去っています。


美空ひばりの歌手活動は1946年からの戦後間もない時期で、わずか9歳でのスタート。


並外れた歌唱力で、「天才少女歌手」とも呼ばれるほどの才能を披露しています。


笠置シヅ子の『東京ブギウギ』などをカバーし、「子供が大人の歌を歌いあげる」と珍しがられたこともあり注目度もアップしています。


そして若干12歳で主演した映画で『悲しき口笛』を披露


同ナンバーは、それまで音楽界で成しえなかったほどの異例の大ヒットを遂げます。


その後も美空ひばりは多くのヒット曲を生み出し亡くなる1989年まで広く愛される歌手として今でも記憶に残っています

病気からの奇蹟的な復活

デビューから43年を迎えた年に、この世を去った美空ひばり


彼女の人生は華やかに見えますが、決して優しい道のりではありませんでした。


発端は1980年代に入った頃で、マネージャーとして常に共に歩んでいた母が他界


その後も弟2人が相次いで亡くなり、美空ひばりとも親しかった江利チエミまでもこの世を去るなど不幸が相次いでおり亡くなった弟の息子を養子縁組しています。


親族や親しかった人の不幸は美空ひばりの精神を蝕み、次第に病魔に侵されることに。


1987年には重度の慢性肝炎など複数の病気を診断され、入院を余儀なくされます。


その後、1988年に東京ドームで奇蹟的な復活をアピール


しかし病魔は刻々と進行しており度々入退院を繰り返すようになりますが、それでも美空ひばりは歌手人生にすべてを捧げる気持ちでいたのだとか。


こういった部分を見ると、日本のミュージックシーンで語り継がれるべきアーティストだというのが分かりますね。

美空ひばり最後のシングル『川の流れのように』

川の流れのように
Posted with Amakuri at 2017.10.30
美空ひばり
COLUMBIA

華やかな反面、私生活は決して順風満帆ではなかった美空ひばり。


彼女の最後のシングルとしても代表曲として知られる『川の流れのように』は、1989年1月にリリースされました。


実はこの後もジャケットデザインなどを変えて度々リリースされており、これまで7回程行われているナンバーです。


この理由は日本の歴史に名を残す美空ひばりの最後の楽曲という部分が大きく、他のアーティストもカバーすることが多い一曲でもあります。

制作は秋元康

美空ひばりはどちらかと言えば演歌寄りの楽曲を歌うことが多いですが、『川の流れのように』はしっとりとしたバラードテイストの一曲


制作したのは、AKB48をプロデュースした人物としても知られる秋元康その人です。


楽曲を手掛けていた当時秋元康はニューヨークに住まいを移しており、作業をしていたカフェそばで流れていたイーストリバーを眺めながら作詞をしていたのだとか。


このため『川の流れのように』の「川」は、ニューヨークのイーストリバーを指しています。

人生の浮き沈みを美空ひばりテイストで歌い上げる

『川の流れのように』は、人生を川の流れに例えて歌った珠玉のナンバー


水の勢いで流れていく川と、何もせずに刻々と時が過ぎる人生を絶妙に噛み合わせた歌詞が魅力の一つです。


そんなナンバーを美空ひばりは自身の人生と重ねて歌っており、彼女らしいテイストで歌い上げています。


このため当初『川の流れのように』はアルバム曲として収録されるはずでしたが、シングルカットされたほど思い入れのある一曲なのがうかがえます。

ゴージャスなステージ衣装の意味

美空ひばりの『川の流れのように』と言うと、誰もがイメージするのはゴージャスなステージ衣装ではないでしょうか。


あの衣装は森英恵がデザインしたもので、「不死鳥」をイメージして羽などをふんだんに使用しているのが特徴。


着用してステージに立っているのは、1988年4月に行われた東京ドームのこけら落としのコンサートでのことでした。


実はこの当時美空ひばりは病気療養から復帰したばかりで、元気にステージに立っている状況と衣装が相まって「不死鳥」の印象を強めた出来事でもありました。


このため「『川の流れのように』=美空ひばり=不死鳥」と言う一連のイメージは、ほとんどの人が持っていると思われます。

『川の流れのように』の歌詞を読み解く

多くの人に感動と感銘を与えた、美空ひばりの『川の流れのように』


歌詞も分かりやすいので、読むだけでも心に刺さるものがあるはず。


そんな『川の流れのように』の歌詞を、読み解いていきましょう。

1番フレーズ

知らず知らず 歩いて来た
細く長いこの道
振り返れば 遥か遠く
故郷が見える

でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生

出典: https://www.musixmatch.com/ja/lyrics/%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A/%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB

ああ 川の流れのように
ゆるやかに いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように
とめどなく 空が黄昏に 染まるだけ

出典: https://twitter.com/yusenaward_bot/status/922819372237778944

1番フレーズから感じるのは、自身のこれまでの道筋


人生を道と重ねて、歌詞がつづられていきます。


気になるのは「振り返れば 遥か遠く」の部分で、かなりの長い人生を歩んできたのが分かります。


その人生にはさまざまなタイプの道があり、「でこぼこ道や 曲がりくねった道」で波乱万丈さを表現しています。


そこから続くのは「地図さえない道」とあり、この人の人生は決して順調ではなかったことが読み取れます。


サビでは、失敗も後悔も時が過ぎれば思い出になると言ったイメージ


それを重力でひたすら流れていく川の水に例えて、「ただただ時は過ぎる」と悟っています。

2番フレーズ

生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢探しながら

雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかはまた 晴れる日が来るから

出典: https://twitter.com/AkimotoYasususu/status/911199944337326080

ああ川の流れのように おだやかに
この身をまかせていたい
ああ川の流れのように 移りゆく
季節 雪どけを待ちながら

出典: https://www.musixmatch.com/ja/lyrics/%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A/%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB

2番フレーズでは、「生きることは 旅すること」といきなり目につく言葉


このワンフレーズだけで、『川の流れのように』の深みが実感できます。


ここからも分かるように、2番では人生を旅と重ねていること。


1人の時もあるし2人で旅をするときもある、時には旅の相手を探すこともありますよね。


そんな事柄を人生と掛け合わせ「ぬかるんだ道」を人生の苦難、「晴れる日」を幸福の時として表現しているのが分かります。


サビでは、時間に追われる現代人に向けたメッセージのようなものを感じます。


時間を川に例えて、「時には身を任せてもいい、待つことも大事なんだ」とも読み解けます。

まとめ

人生の紆余曲折や過去を振り返る表現も多く、『川の流れのように』は正に美空ひばりの人生を語った歌ではないでしょうか。


生前美空ひばりは若い世代に向けたメッセージのような歌を求めていたそうで、『川の流れのように』はそういったメッセージ性も強く残しているのがポイント。


彼女の人生を集約したようなラストシングルは、現在でも名曲として多くの人を魅了しています。

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