L'Arc~en~Ciel(以下、ラルク)の悲しい曲『Bye Bye』

ライブの最後に唄われる楽曲

L'Arc~en~Ciel【Bye Bye】歌詞の意味を独自解釈!小さな声で別れを告げる…繊細さに涙の画像

2006年にライブで初めて披露されたラルクの名曲『Bye Bye』。

それにも関わらず、その6年後のオリジナルアルバムで発表されました。

『Bye Bye』が収録されているのは、12thアルバム『BUTTERFLY』

この楽曲には、よく知られているいわく付きのエピソードがあります。

ラルクのファンならば誰もが知っているのではないでしょうか。

2012年以降、ライブの最後に唄われることは余りにも有名です。

hydeさんが、ここでラルクのライブは終わりですが、と注釈した後、唄われます。

デリケートな問題なので、敢えて詳らかに説明はしません。

……が、ラルクのあるスタッフが大好きだった楽曲

そしてメンバーの涙

ボーカルのhydeさんだけでなく、メンバーが4人とも涙しています。

シングルカットされていない名曲

このナンバーは、充分シングルで売り出してもよいほど質が高いと感じます。

なぜシングルカットされなかったのかは分かりません。

メンバー以外には不明です。

余りにも、この楽曲に思い入れが深すぎたのかもしれません。

メンバーが涙ながらに演奏するほどの悲しい泣けるメロディーラインです。

まさに名曲といっても過言ではないでしょう。

感動の余り涙しそうになった方も多いのではないでしょうか。

歌詞も素晴らしいので、丁寧に独自解釈をしていきたいと思います。

分かりやすそうで、難解な歌詞

抽象的な歌詞

L'Arc~en~Ciel【Bye Bye】歌詞の意味を独自解釈!小さな声で別れを告げる…繊細さに涙の画像

この楽曲の歌詞には難解な言葉は一切使われていません。

一見すると非常に理解しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。

でも、解釈していこうとすると難しいのです。

公園のそばで初めて出逢った時を ねぇ君は覚えてる?
朝日がまぶしい見慣れた景色の向こうへ 君は歩きだしたよ

息を止めたって時は過ぎる…声を上げて
無駄な抵抗はする気もないけれど

出典: Bye Bye/作詞: hyde 作曲: tetsuya 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

出逢いから始まります。

そして、朝に東に向かう彼女。

そう、日が昇る方へ。

「息を」からの文章は、どう解釈したらよいのでしょうか。

きっと、命が尽きようとも勝手に時間だけは過ぎていくと主張したいのでしょう。

自分の知らないところで……

そんな運命に抵抗をする気もないという、いつ命尽きても構わないという文言。

ちょっと「死」を意識した言葉なのかもしれません。

この部分だけ読むと「自殺」も辞さないという覚悟のようにも受け取れます。

光と影。彼女と彼氏。

本当の気持ち

L'Arc~en~Ciel【Bye Bye】歌詞の意味を独自解釈!小さな声で別れを告げる…繊細さに涙の画像

もう少し(ナカナイ)そばに居て欲しいって本当は(ナカナイ)思っていたよ

出典: Bye Bye/作詞: hyde 作曲: tetsuya 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

括弧の中の「泣かない」という言葉は、hydeさんのバックの他メンバーのコーラス。

本当の気持ちを吐露するのです。別れが近いのだと理解できます。

そうとしか読み取れません。

なぜ別れなければならないのかは、この楽曲が終わっても分かりませんでした。

ただ、彼女がどこか遠くに行ってしまうように読み取れます。

本心では別れの理由なんて、どうでもよかったのかもしれません。

ただ「泣かない」と2回コーラスがあるのは、泣きたいほど愛おしいのでしょう。

このことからも別れたくない、という本当の気持ちが伝わります。

魔法

L'Arc~en~Ciel【Bye Bye】歌詞の意味を独自解釈!小さな声で別れを告げる…繊細さに涙の画像

絵の具ぶちまけて道を塗り替えて行った…まるで魔法だったね

出典: Bye Bye/作詞: hyde 作曲: tetsuya 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

この部分は本当に彼女が起こしたことを思い返しているのでしょうか。

あるいは、何かのメタファーとも考えられます。

一読して、やはりメタファーだと思いました。

彼女は華やかでカラフルな女性だったのでしょう。

だから、彼女が歩くと道の色が変わっていくように感じられたのではないでしょうか。

そのような状況を「魔法」と呼んでいるのでしょう。

魔法と呼ぶことができるほど、情景が変化して見えたのですね。

この一文だけで、彼女に物凄く惚れ込んでいることがよく分かります。

そして、ステキな女性だったのですね。

ちょっとほっこりするメタファーです。

もう過去の思い出になってしまっていますが……