ファンの間でも名曲と謳われる『車の中でかくれてキスをしよう』

「車の中でかくれてキスをしよう/Mr.Children」の歌詞を徹底解釈!収録アルバムは?の画像

Mr.Childrenはこれまで数百曲に渡る楽曲を世に送り出し、恋愛から人生論、社会問題など多様なテーマを大胆に取り上げるのも魅力の一つです。

このためMr.Childrenは日本有線対象や日本ゴールドディスク大賞などを総なめしており、日本のミュージックシーンで輝かしい功績を残しています

そんなMr.Childrenのデビューは1992年で、既に25年の活動を迎えているバンド

数えきれないほど作り上げてきた楽曲の中で、最も古い歴史を持つものと言うとデビュー曲である『innocent world』や『Tomorrow never knows』が有名です。

しかしデビュー前から温めていた楽曲も多く、それらはアルバムの収録曲にも選ばれています。

代表的なのが『車の中でかくれてキスをしよう』

Mr.Childrenと言うとシンプルなタイトルの中に深い意味が込められた曲が多いですが、同ナンバーは一つの文章になっておりストレートな言葉を投げかけているのが特徴的です。

しかも恥ずかしいほどの率直な言葉なので、どんな楽曲なのかも興味を惹いてしまいます。

控えめなサウンドで愛しさと切なさを表現

ミスチル

『車の中でかくれてキスをしよう』の特徴は、静かな中にも切なさの残るサウンドにあります。

同ナンバーはスローなバラードナンバーで、バックサウンドをアコースティックギターとピアノで切ない演出をしているのがポイント。

そこに桜井和寿が持てる限りの気持ちを込めて歌う『車の中でかくれてキスをしよう』は、歌詞がダイレクトに耳に入るので噛みしめるように聴き入ることができるのです。

イントロからアコースティックギターの優しいメロディーラインが響き、そこに控えめなピアノが交わることでナンバーのテイストを盛り上げるような要素にもなっています。

2枚目アルバム『Kind of Love』に収録

Kind of Love
Posted with Amakuri at 2017.11.8
Mr.Children
トイズファクトリー

温かい中にも、どこか切ないテイストを感じる『車の中でかくれてキスをしよう』

収録されているアルバムはMr.Childrenの2枚目の『Kind of Love』で、7曲目のナンバーとして選ばれています。

『車の中でかくれてキスをしよう』はデビュー前から存在する曲ではありますが、アマチュア時代彼らが好んで聞いていたバンドのフェアーグラウンド・アトラクションのアルバムジャケットからインスパイアされて制作したのがきっかけだとか。

フェアーグラウンド・アトラクションとはイギリスのポップミュージックを主体としてたバンド

リリースしたアルバム『ファースト・キッス』が本国イギリスでヒットし、日本でも何度か公演を行うほどの人気ぶりでしたが現在は既に解散

アルバムも1枚のみのリリースとなっていますが、日本では今でも根強い人気を残しています。

そんなフェアーグラウンド・アトラクションの伝説的なアルバムは、ジャケットもレトロポップな雰囲気があり今見ても高いセンスがうかがえます。

ライブでも歌われる名曲

Mr.Children『車の中でかくれてキスをしよう』は25年以上も昔に制作された楽曲ではありますが、ラブストーリーを中心にしたフレーズは現在でも色褪せずにファンの間でも名曲として選ばれています。

このためこれまで開催してきたライブでも歌うことが多く、広い世代に愛されるナンバーとして地位を確立しています。

『車の中でかくれてキスをしよう』の歌詞を解説

「車の中でかくれてキスをしよう/Mr.Children」の歌詞を徹底解釈!収録アルバムは?の画像

ミスチルと共に歴史を歩んできたといっても過言ではない、『車の中でかくれてキスをしよう』

ストレートに語り掛けるタイトルの楽曲には、どんな歌詞が並んでいるのかをチェックしていきましょう。

歌い出し

「車の中でかくれてキスをしよう/Mr.Children」の歌詞を徹底解釈!収録アルバムは?の画像

もう二人は子供じゃない
だけどいたずらにただ傷ついてくだけ
抱きしめても すり抜けてゆく君の
その心を閉じ込めていたい

出典: https://twitter.com/mr_children_b/status/925908452588716032

歌い出しのフレーズでは「もう二人は子供じゃない」と言う部分から、思春期を過ぎる前かどれとも過ぎた頃かという二人の男女の姿を想像。

若い頃の恋愛は相手への想いを制御できずに、「傷つけて」しまうことを連想させるワードが並びます。

そこから「抱きしめても すり抜けてゆく君」とあり、おそらく女性よりも男性が強く想っておりある種の温度差を感じます。

しかし男性側は気持ちだけでなく、想いを体現したい願望が見え隠れしているのもうかがえます。

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