期待の新人、坂口有望

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2001年2月20生まれの坂口有望は大阪生まれの17歳。名前は「さかぐちあみ」と読みます。「有望」という名前が彼女の未来の明るさを予言するかのようです。

小学4年生にして「ビッグになる!」と決意したという坂口は、中学2年生の冬にはじめてライブハウスの舞台に立ち、その2年後にはインディーズデビューしたという早熟なシンガーソングライターです。

大阪は天王寺区出身の現役高校生。身長が148cmと小柄ですが、紡ぎ出す楽曲は生のパワーに満ちています。

インディーズではシングルを2枚リリースし、僅か13歳で大阪市の少し南側、堺市のライブハウス三国ヶ丘FUZZを満員にした実力派です。 

2017年7月にエピックレコードから1stシングル「好-じょし-」でメジャー・デビュー。同年末に2ndシングル「空っぽの空が僕はきらいだ」を、今年3月に1stアルバムをリリース。トントン拍子の大活躍です。

自身と同様に若くしてデビューしたアメリカのシンガーソングライター、テイラー・スウィフトを目標に、ちょっと小さな大型新人はあるがままの自身と向き合いながら歌を奏でます。

坂口有望ディスコグラフィ

好-じょし-

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2017年7月26日リリースのメジャーデビューシングル。イントロのホーンが印象的な、「踊れる」失恋ソングです。元気な曲調なので失恋の歌とは思わなかった人も多いのでは?

ちょっと強がりな少女が「君がいなくたって」とくり返しますが、「ごめんね」と言えず、もう目を合わせることもできず……と残念な気持ちも隠せないという、複雑な心境を歌います。

空っぽの空が僕はきらいだ

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2017年12月6日発売の2ndシングル。「好-じょし-」とは対照的な落ち着いた曲調で、しっとりと歌います。

ちょっとした絶望を感じてしまったりするけれど、ふと人のやさしさに触れたことで、悲観的になってしまっていた自分に気づく、という実体験を通して生まれたという曲です。

苦悩しても、いいことがあるから見逃さないでと、静かなロックが訴えかけます。

1stフルアルバム「blue signs」

坂口有望、待望の1stアルバム!

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坂口有望初のアルバムは2018年3月21日リリースです。

インディーズで発表した曲やメジャー発売した「好-じょし-」、「空っぽの空が僕はきらいだ」などの既発表曲のほか、「さよならロマン」「月には内緒で」などの未発表曲を含む全14曲が収録されます。

「14才の唄」、「16さいのうた」は新録で提供。初回限定盤にはこれまでのMVなどを収録したDVDが付属。さらには32ページものフォトブックレットも同梱されます。

インディーズからのファンも坂口有望初体験の人もじっくりと坂口有望の世界観を楽しめる1枚です。

「blue signs」収録曲

坂口有望1stアルバム「blue signs」に収録されるのは、次の14曲です。

1.空っぽの空が僕はきらいだ
2.おはなし
3.お別れをする時は
4.月には内緒で
5.厚底
6.14才の唄-Album Ver.-
7.紺色の主張
8.15歳の詩
9.さよならロマン
10.ばかやろう
11.革命を
12.好-じょし-
13.地球-まる-
14.16さいのうた-Album Ver.-

出典: http://www.sakaguchiami.com

「blue signs」というアルバムの期待度

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「14才の唄」、「15歳の詩」、「16さいのうた」はそれぞれの「いま」を歌う曲。坂口が「現在の自分」及び現在の自分を通して見たもの、感じたことをそのまま曲にしています。

みずみずしい少女の感性と、既に大人になりつつある一人の人としての感性とが交じり合って、三者三様の「いま、この瞬間」がここにあります。

14、15、16で「○才の唄」シリーズはおしまいとのこと。3曲の間にうかがえる成長を見てほしいとは坂口本人の談。

心境や心情の違いが「才の唄」、「歳の詩」、「さいのうた」という表記の違いにも表れているのでしょうか。

ほかにも既に発表された曲、アルバムにて初公開の曲が合わせて14曲収録された「blue signs」は聴きどころしかないアルバムだと言えるでしょう。