光滲む月
万華鏡の夜も
君の見てる世界を知りたい
その瞳の中
私は見えてるかな
君にはどう映ってるかな
出典: ピンクレモネード/作詞:分島花音 作曲:やいり
ピンク色の液体と氷、炭酸の泡、グラス。
その向こうに見える「君」はきっと「君」でしかありません。
でも彼からはどう見えるのか、私には見えないのです。
3. 風の声を聴きながら
前2曲でヒートアップした心をクールダウンさせるようなミディアムナンバーが3曲目『風の声を聴きながら』です。
ボーカル「みあ」の穏やかなファルセットの響きが、緑の香りを運ぶそよ風を連想させます。
急がず焦らずゆっくりと
学校の中の映像ですが、生徒の年齢層が実に幅広いことにお気づきでしょうか。
風の声を聴きながら テレビアニメ『スロウスタート』エンディングテーマ
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/三月のパンタシア
風の声を聴きながら 変わらない毎日を願う
いつか小さな秘密 笑える日が来るよね
焦らず歩いてゆこう
ゆっくり歩いてゆこう
出典: 風の声を聴きながら/作詞:40mP 作曲:40mP
誰かに心を開くのは、想像以上に勇気を必要とします。
だから無理をしなくても良いのです。気づけば何でも話せる仲になっていた!でも良いのです。
自分には聴こえないものを「聴こえる」と強がらず、聴こえるものを日々慈しみながら歩いていく。
「個」を大切にしてくれる応援ソングです。
4. パステルレイン
パステルレイン 滲ませてしまったのは
夢の終わりが ただこわいから
聞かないで 本当のとこなんて
関係ないよ
出典: パステルレイン/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
雨は様々なものを水に流してくれます。透明な雨は乾けば跡形もなく消えるでしょう。
しかしパステルカラーを混ぜ込んだ雨は、水には流してくれても乾いた後に色が残るかも知れません。
忘れたい思いがあり、忘れたふりをする。しかし実際は忘れたくないという苦しさが垣間見える歌詞ですね。