童子-T【もう一度・・・feat.BENI】歌詞を解説！付き合って2年で別れ…リアルな想いが胸に迫る

そこで、彼氏はストレートな言葉で彼女を励ますことにしました。

ここの部分で書かれている励ましの内容は、まるで彼氏からの告白のようにも聞こえますね。

今までずっと孤独を抱えて生きていた彼女。

しかし、2人で一緒にずっといればその孤独もなくなるから付き合おう！と迫ったのでしょう。

当時は彼女のことを絶対に幸せにすると心に決めていた彼氏。

このまま2人だけの楽しい時間がずっと続くと信じていたのです。

だから、こんなに大胆な発言をすることができたのでしょう。

偽りのない真っ直ぐな彼氏の言葉を聞いた彼女は、この彼氏についていこうと決意しました。

2番に入っても、彼氏側の回想はまだまだ続きます。

2人の交際は順調だったようで、付き合ってから彼女は徐々に笑顔を取り戻していきました。

彼氏が宣言した通り、2人で一緒にいることによって彼女の人生は変わっていったのでしょう。

どんどん仲が深まっていった様子が描かれていますね。

しかし、彼女の孤独が完全になくなったわけではありません。

彼女の抱えている問題がきれいさっぱり解決したわけではなかったのでしょう。

恋の力だけでは、彼女の抱えている根本的な問題は解消できないのだと解釈できます。

悲しいけど、それが現実だったのです。

やがて、2人はキスする仲になっていきます。

一緒に甘い時間を過ごす2人。

それでも帰り際になると、いつも彼女は寂しさを訴えていたのでしょう。

ずっと孤独を抱えて生きてきたから、きっと彼氏以外に満たしてくれる人がいないのだと思います。

家に帰れば、彼氏がいなくてひとりぼっちの生活に戻ってしまう。

だから、彼女は「会えるのはいつ?」と聞いていたのだと推測できます。

次に会える日にちが分かっていれば、モチベーションを保てますからね。

そんな彼女のことを優しくなだめて、いつも家の近くまで送っていた彼氏。

ということは、この2人の家はそこそこ近所だったのでしょう。

会おうと思えばすぐ会える距離だったにも関わらず、彼氏のことがいつも恋しい彼女。

この彼女は、彼氏に少し依存していたのかもしれませんね。

2人の日常は、平和な出来事ばかりではありませんでした。

時には、意見がぶつかって言い合いになることもあったのでしょう。

しかし「喧嘩するほど仲が良い」という言葉もあるくらいです。

それだけ2人は親しくなったのでしょう。

それに、それらの喧嘩によって別れに至ることはありませんでした。

喧嘩をしたとしても、心の底ではお互いのことを大事に思っていたのでしょう。

お互いの家が近所同士なので、自転車で出かけることもあったようです。

一緒に観るDVDや彼女の好きなCDをレンタルショップに借りに行ったこともありました。

しかし、今となっては2人で借りに行くこともなくなってしまったのです。

そう考えると、甘くて幸せなはずの思い出が一気に切なく感じられますね。

一緒に買い物に行った時の思い出についても語られています。

外で待っていたとはいえ、彼女の長い買い物にも彼氏は付き合っていました。

それだけでなく、彼女が気に入った服も買ってあげており、とても優しい彼氏だったようです。

彼女の方も、服の値段なんか気にしておらず、プレゼントしてくれたことが嬉しかったのでしょう。

この頃はまだお互いに気持ちが寄り添っていたのでしょうね。

ここの部分は、BENIのパートです。

なので、ここは彼女側の気持ちが歌われていることが分かります。

孤独だった状態から救ってくれた彼氏。

彼氏だけがこの彼女の心の支えだったのでしょう。

だから、想いが強くなりすぎて悩むことも多かったのだと思います。

「Close to you」とは「そばにいる」という意味。

彼氏が離れていかないように、必死に振る舞っている様子が垣間見えますね。