楽曲について

THE ORAL CIGARETTES【Shine Holder】歌詞の意味を徹底解釈!真実とは?の画像

THE ORAL CIGARETTES楽曲『Shine Holder』。

この曲は2019年12月18日に公開されました。

彼らは2020年4月29日に新アルバム【SUCK MY WORLD】をリリース。

今回の楽曲はその収録曲でもあります。

年末に公開された楽曲ということもあって、年末フェスでは大盛況のナンバーになりました。

そんな楽曲に込められたメッセージについて紐解いていきます。

今回のアルバムオーラルの第2章ともいわれています。

はたしてどのような楽曲になっているのでしょうか。

肥大する想いと変化していく自分

闇から抜け出そうと試みる

私このまま底から抜け出して
目にも止まらぬ速さで加速して
私は 真実だから

出典: Shine Holder/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

タイトルの『Shine Holder』の意味を見ていきます。

それは一言で表すと【光を掴む者】という意味。

ここではどこか暗闇から這い上がろうとしている情景が浮かびます。

まさにタイトル通りに闇から光に変えていくといった想い。

そしてそのまま勢いをつけてどんどん上り詰めていくイメージが窺えます。

歌い出しから強い意志を感じられるオーラルの『Shine Holder』。

それほどまでに肥大した想いの裏側には何が潜んでいるのでしょうか。

この世界に対する想い

誰かが作ったこの世は不条理で
息も出来ないくらいに肥大して
私は 真実だから

出典: Shine Holder/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

ここで分かるのはこの世界への苦言を呈していること。

圧迫されて各々の感情や行動が制限されるほどに息が詰まる。

そんな中で自分はそれには飲み込まれないと強い想いを掲げています。

楽曲で何度も謳っている「真実」という言葉。

これはまさに今の世界が「真実ではない」と言わんとしています。

何かが間違っていて、それに人々は気づこうとしていない状況。

段々と雲が覆うようにネガティブさが増してきました。

彼らがこの曲に込めた想いは想像よりも遥かにスケールが大きいようです。

現状に対する警鐘

光止めないで
期待もたないで
なんて言うつもりもまだないけどね
きっとこのままじゃ
掴むことすら出来ない

出典: Shine Holder/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也

「このまま」とは今続いているこの現状のこと。

そんな中では自分たちの光を掴むことは出来ないといっているのです。

まるで周りが見えないまま突っ走っている私たちを俯瞰しているかのよう。

世界に対して無謀な行動をしている私たちに警鐘を鳴らしているのです。

ここでは何がどう危険なのかはまだ明確に提示されてはいません。

しかしながら段々と気づかされるこの惨状。

鳥かごの中で藻掻いているのは私たちなのかもしれません。

以下のサビではこの点について具体的にリアルな想いが綴られています。

ただただ心に刺さる圧巻のサビ

まるでディストピア

Shine Holder
いつまで 誰か抑えて
周りの評価をして罵倒して
自分の立場なんかは 見られないな

出典: Shine Holder/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也