本当に欲しいものは大金を積み上げても欲しくなるもの。
そして、その手間と費用によって手放しがたくなるものです。
自分から求めて簡単にその心を渡してしまったら……。
めいっぱいもったいぶって相手を自分のペースに乗せるのです。
相手のすべてを手に入れるために。
欲しいのならば
アレもコレも欲しいなんて
都合良すぎでしょ?
ハラハラし通しのゲーム続けましょう
出典: ラッキー7/作詞:小竹正人 作曲:Andreas Oberg,Tahiti Lenoni,Johan Becker
どうせならばすべて欲しいと願うもの。
それはどんなことにおいても当てはまるでしょう。
彼が自身を賭けの対象としてベットしているように、彼女も自身を賭けの対象としてベッドしています。
カジノのルールでは勝者はベットされているものをもらっても構いません。
きっと彼は体も心も彼女のすべてが欲しいのでしょう。
そうすれば彼女は彼のものになります。
だからといってそう簡単には手に入りません。
誰だって安く買いたたかれるのはごめんというもの。
「そう簡単にはあげない」と笑う女性の姿が思い浮かびます。
手に入れるにはそう、彼女が満足するまでゲームをしていく必要がありますね。
自分を手に入れる価値があると証明されるまでゲームは続いていきます。
その価値はある
ダイヤモンドより硬くて綺麗な
あなたを身に着けて生きてみたい
出典: ラッキー7/作詞:小竹正人 作曲:Andreas Oberg,Tahiti Lenoni,Johan Becker
しかし、求めているのは彼の方だけではないようです。
彼女もまた彼が欲しいと求めています。
ダイヤモンドといえばだれもが価値を認める宝石。
その宝石よりも価値があるというのだからよほどのことです。
考えてみれば賭けるものはお互いに価値を感じるものでなければ意味がありません。
ゲームに興じるほどに彼に興味があるのでしょう。
だとしてもやはり、ただただ従うのは性に合わない。
主導権を握るのはあくまで自分。
そう簡単には落とせないと笑っています。
強気な態度ですがだからこそ光り輝くものを感じずにはいられません。
ゲームをおりられないのはその魅力のせいかもしれませんね。
手に入れるのはあなた自身の手で
手に入れることが難しい=価値があると人は考えます。
必ずしもそうだとは限りませんが、苦労して手に入れたものほど手放しがたいもの。
ぼた餅のように簡単に手に入ってはつまらないのです。
ただ待つの
確率が低いほうが Ah 燃えるの
アプローチはあなたから
私 肌にラメを塗って
その指が回すルーレット見てるわ
出典: ラッキー7/作詞:小竹正人 作曲:Andreas Oberg,Tahiti Lenoni,Johan Becker
基本的に賭け事の場では勝ちよりも負けの確率の方が高いでしょう。
そうでなければ営業している人たちは大損ですから。
中々当たらないルーレット。
ハイリスク・ハイリターンなスリルこそが魅力という人もいます。
手に入りにくいからこそ燃え上がるものもあります。
そう、簡単に手に入るものは魅力が半減してしまうのです。
自分から求めるという真似はしません。
あくまで自分は傍観者。
彼が運命を奪おうとするのを微笑んで見ているだけ。
いえ、挑発して見ているといったほうが正しいでしょうか。
自分からアプローチすることはなくとも、相手に望まれる努力は欠かしません。
そうしてじっと待っています。
ルーレットがとまる瞬間を。
スパイスがなければ物足りない
It’s like a bitter game, like a sweet game
ぬるいリアルより熱いスリルに迫られTight
Don’t ask me why! Just close your eyes and make a wish by yourself
出典: ラッキー7/作詞:小竹正人 作曲:Andreas Oberg,Tahiti Lenoni,Johan Becker
苦すぎるのも甘すぎるのも遠慮したいもの。
そのゲームは苦いのか、甘いのか。
そう簡単に手に入らない苦さはありながら、高揚感という名の蜜は存在します。
ほのかに苦さがある甘さともいうでしょうか。
ぬるま湯の中は確かに安心ですが体を熱くさせるには足りません。
火傷しそうなほどの熱さがちょうどいい。
スリルこそが最高のスパイスです。
そのためどう思っているか、どうすればいいのかを聞くのはマナー違反。
そんなことをされたら熱はたちまち冷めてしまいます。
彼女は楽しみたいのですから。
彼がどのようにして自分を手に入れるのかを。
魅せなければ幸運を引き寄せることは不可能です。
幸運とは勝手にわいてくるものではなく自分の手でつかむものですから。
手に入れられて手に入れる
恋というものは1人ではできないものです。
相手を振り向かせて自分のものにして。
けれどもそれは。
同時に自分も囚われているのです。