DAOKOさんの楽曲がふんだんに使われたゲーム
全てのBGMにこだわりが
今回ご紹介するのはDAOKOさんの「終わらない世界で」という楽曲。
2018年9月26日にリリースされ、アプリゲーム「ドラガリアロスト」のテーマソングとなっています。
「終わらない世界で」は透き通る歌声と語るようなラップが心地のいい、爽やかで広がりのあるサウンド。
そしてなんとこの「ドラガリアロスト」、BGMは全てDAOKOさんの楽曲を使用しているという徹底ぶり。
もちろん、そのまま曲を用いるのではなく、ゲーム仕様にアレンジを加えているそうです。
DAOKOさんのファンからすると堪らないゲームに仕上がっているといえますね。
もともとDAOKOさんの音楽というのは、声を楽器のように奏でる要素を持っています。
歌だけが主役ではなく、伴奏の音色を生かす歌唱をしている印象。
それをBGMとして応用するという発想は、DAOKOさんの楽曲の本質を見抜いているのではないでしょうか。
美しいMVに込められたストーリー
「終わらない世界で」のMVでは、DAOKOさんの他に2人の男女が登場します。
そして、物語の途中では3人の間に飛び交う「好意」や「嫉妬」が読み取れるのです。
もちろん、映像はいつもながら神秘的で美しいものとなっていますよ♪
それではMVをご覧ください!

DAOKOさんと女性の関係性
楽曲が始まる前に、DAOKOと女性がやりとりをしています。
その距離感や素振りからは…愛情のようなものが感じられるのではないでしょうか?
友情だとしてもかなり深い絆で結ばれ、惹かれ合っているのは間違いないと思います。
突き放そうとしても側に居たいと思ってしまう…。
そんな、「どうしようもない恋心」のような感情が、台詞からにじみ出ていますね。
ストーリーの展開に目を奪われる
楽曲が始まると、DAOKOさんと2人の男女が一緒に過ごす光景が映し出されます。
冒頭の女性と同一人物。
この男女は一見カップルのような気がします。
そして、男性はDAOKOさんに好意がある様子なのが読み取れますね。
ふとしたときに目で追ってしまう…。
それをDAOKOさんは気が付きながらもサラリと交わしている印象です。
一緒にいる女性は男性がDAOKOさんに寄せる好意を敏感に察知しています。
ラスト、クラブの中で男性はDAOKOさんを見つけ出し、一緒に踊りだしました。
しかし…突然女性が登場。
男性からDAOKOさんを奪い取って見せるのです。
床に倒れた2人はまるで冒頭のシーンのデジャブのよう。
男性は敢え無く失恋してしまったのでした。
ある日衝撃を受ける
空回りする毎日
深く息を吐いたら
自然と初めましての空気
苦痛に感じていた淀みを洗ってくれる
待ちに待ったblooming
ふつうでいようとした途端に
わかんなくなる
いつも通りにチューニングしたいのに
から回ってばっかりな毎日に
オサラバしたいんだった
出典: 終わらない世界で/作詞:DAOKO 作曲:小林武史
ここではとある「変化」が歌われています。
今までの日常にモヤモヤとしたわだかまりが溜まっていたよう。
そんな消化不良にも似た毎日を一転するような出来事が訪れたみたいなのです。
「blooming」とは「開花」という意味。
歌詞からは、主人公が「普通」でいるために自分を抑え込んで生きてきたのが読み取れますね。
それが「開花」するということは、解き放たれて自由になるということ。
自分らしく生きたい。
でも人に「変な人」と思われたくない。
その2つの想いの狭間を彷徨っている中、何かが主人公を新しい道へ導いてくれたみたいですね。
疲れた日常に変化が訪れた
oh.no 愛想を振りまくの
頬が疲れちゃっても
捉えられない心を空へと
放つ矢は私を射抜く
出典: 終わらない世界で/作詞:DAOKO 作曲:小林武史