コブクロ初の卒業ソング

コブクロ【卒業】歌詞の意味を徹底解説!君と喧嘩してしまった理由は何だった?卒業の日に気付いたこととはの画像

2020年、コブクロ初の卒業ソングが発表されました。

詳しくはこちらをご覧ください。

コブクロが、新曲「卒業」を2月21日より各配信サイトにて先行配信する。「卒業」レコーディング映像 同曲は、コブクロが初めて“卒業”をテーマに制作した楽曲。すでに「卒業~合唱~」バージョンは先行配信および、MVが公開されている。このたび、「卒業」先行配信とあわせて同曲のレコーディング映像も公開さ…

彼らの澄んだ歌声と、ピアノ伴奏が涙を誘います。

コブクロはこれまでも何曲か卒業を連想させる曲は発表してきました。

しかし、卒業をテーマにした曲は意外にもこの曲が初めてです。

ふたりとも3月、卒業シーズン生まれのコブクロが描き奏でる「卒業」とはどんな曲なのか気になります。

「卒業~合唱~」バージョンMV

楽曲のリリースに先駆けて一番最初に配信された「卒業~合唱~」のMV

10代の子供たちが奏でる歌声によって、この曲の中にある情景がよりリアルに瞼の中に浮かんでくるようです。

このMVを観て、自分の卒業を思い出した人も多いのではないでしょうか。

始まりの日・旅立ちの朝

出会い

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あの日から どれだけの時を ここで重ねて来ただろう
着なれない服を着て 並んでいた 広いこの教室

出典: 卒業/作詞:小渕 健太郎,黒田俊介 作曲:小渕 健太郎,黒田俊介

初めての場所、初めての教室、初めましての仲間たち。

初めての出会いのあの日のことを思い出しています。

この場所で過ごした仲間との数えきれない時間がきっと次から次へと浮かんできたのでしょう。

過ぎ去った時間ではなく、ともに重ねてきた時間だということを卒業のその日に気づくのです。

鮮明に瞼の裏に見えてくるのは、着なれない制服を着た自分と仲間たちです。

これから始まる新しい日々に期待と不安が入り混じった仲間たちの顔

そして、同じ広さのはずなのにとても広く見えた教室です。

3月の雨

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3月の川沿いを結ぶ 白いアーチ濡らす雨
あの日より少し寒いような 旅立ちの朝 賑やかな黒板

出典: 卒業/作詞:小渕 健太郎,黒田俊介 作曲:小渕 健太郎,黒田俊介

を見ることができる可能性も高いといわれている天気雨

既に卒業式の朝には虹がかかっていたのでしょうか。

実は小渕の母校である宮崎工業高校の近くには大淀川という大きな川が流れています。

その川にかかる橋の一つに橘橋という橋がかけられていて、通学路にもなっているそうです。

歌詞中の「白いアーチ」はその橋を指しているとも推察できます。

その橋を渡って毎日通学していた生徒も多かったことでしょう。

小渕自身もその橋を渡っていたのでしょうか。

毎日当たり前のように流れていった景色が今日は少しだけ違って見えます。

この制服を着て初めてこの橋を渡った日は4月の暖かい桜の咲く季節です。

期待とほんの少しの不安な気持ちと共に橋を渡ったのでしょう。

そして、3月は桜もまだ芽吹き始めのまだ肌寒さも残る季節。

制服を着て最後にこの橋を渡るのは、あの日より少しだけ大人になった自分です。

旅立ちの寂しさと未来への希望が天気雨となって思い出の橋を濡らし、やがては虹をかけたのでしょう。

いつもの教室に着けば、仲間たちの変わらない笑顔が待っています。

でも、その変わらぬ仲間の笑顔に教室で、制服で会えるのは今日が最後なのです。

そんな卒業の寂しさをごまかすように、黒板を賑やかに彩りながらはしゃいでいるのでしょうか。

もらった優しさと厳しさを

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迷い立ち止まる時は あなたがくれた言葉を握りしめて

出典: 卒業/作詞:小渕 健太郎,黒田俊介 作曲:小渕 健太郎,黒田俊介