共感できる恋愛ソング
『誰にも言えぬ恋』は、ericaの1stフルアルバム『告うた~あなたへ贈る歌~』に収録されています。
ericaの代表曲『あなたへ贈る歌』をはじめ、至極の恋愛ソングのみで構成されたこのアルバム。
十代や二十代の女性から多くの共感を集めた話題の曲が揃っています。
今回紹介する『誰にも言えぬ恋』も、恋をする女性の気持ちに寄り添った曲。
叶わない片想いに苦悩する心情がストレートに綴られています。
泣いてしまうほど辛いのに諦められない。
「好き」という気持ちは、ときに凶器となって自分を傷つけますね。
片想いの残酷さを知っている人なら、きっと共感できる歌詞になっています。
誰にも言えない恋心を、この曲にぶつけてみてはどうでしょう?
ファンから受けた恋愛相談をもとに作詞
『誰にも言えぬ恋』はファンから受けた恋愛相談をもとにしてつくられた曲です。
実際にあった切ない恋や叶わない想い。
失恋や片想いの痛みを知っているすべての人の気持ちが、この曲に込められています。
だから、こんなにも共感できる歌詞になっているのでしょうね。
この曲は、ぜひ歌詞に注目して聴いてみてください。
まるで知らない誰かの恋愛を追体験しているような感覚になれるはずです。
曲を聴き終わったあとは、ひとつの恋が終わったときのように、辛い気持ちになってしまうかも。
人を好きになることの喜び、両想いになれないことの悲しみ。
それらのすべてを、この曲が教えてくれます。
誰かを愛さずにはいられない
もし、好きになってはいけない相手を好きになってしまったら?
世の中には許されない恋もあります。
叶わないと分かりながら、それでも恋に落ちてしまう。
報われない恋ほど悲しいものもありませんね。
しかし、それでも人は誰かを愛さずにはいられないものなのでしょう。
好きでごめん
こんな好きでホントごめんね
なんで あふれだす涙 止まらないの
出典: 誰にも言えぬ恋/作詞:erica 作曲:shuho
好きでごめん。
なんて悲しい言葉なのでしょう。
好きという想いが、相手の負担になる。
そういった場合も、ときにはあります。
相手を困らせたいわけではないのに、好きというだけで相手に迷惑をかけてしまう。
恋愛とは恐ろしく残酷なものです。
ただ人を好きになっただけなのに。
涙を流すほど、申しわけない気持ちにならなければいけないなんて……。
こんなに悲しい想いをしても尚、諦めきれない恋。
ある意味それは、真実の愛である証拠なのかもしれません。
恋を受け止めて
きっと私は欲張りなんだね
いつも言い訳をしては逃げてた
出典: 誰にも言えぬ恋/作詞:erica 作曲:shuho
好きになってはいけないのに、好きになってしまう。
欲しがってはいけないのに、欲しがってしまう。
それが恋というものです。
理性でコントロールできない気持ち。
もっともっとと相手のことを求めてしまう。
それをこの歌詞では「欲張り」と表現しています。
たしかに、恋をしている人間はみんな「欲張り」かもしれません。
しかし、それは相手への想いが強いからこそ。
「欲張り」という言葉で片付けても、何も解決しません。
それなら、ちゃんと自分の気持ちと向き合って、恋を受け止めることが大切なのではないでしょうか?
「あなた」しか好きになれない
誰にも言えぬ恋をして
何度も自分を責めたよ
どんな深く傷ついてもあなたしかもう見れないの
出典: 誰にも言えぬ恋/作詞:erica 作曲:shuho
許されない恋だから、誰にも言うことができない。
好きになった相手にはもちろんのこと、友達に相談することもできません。
「誰にも言えぬ恋」それは、胸が張り裂けそうなほどの痛みを持っているでしょう。
好きになってはいけない人を好きになった自分を責め、それでも想う気持ちを捨てられない。
ボロボロになるほど傷付いているのに、視線の先にいるのはいつでも「あなた」。
切なくて、胸が痛くなりますね。
自分を好きになってくれる人を好きになれたなら、幸せになれたのでしょうか?
そんなことを考えてしまいます。