今話題のバンド、My Hair is Badとは
最新アルバムはチャート2位を記録
新潟県上越市出身の3ピースロックバンド、My Hair is Bad。
今まさに旬のこのバンド、その勢いは凄まじいものがありますね。
2017年11月にリリースされた3rdフルアルバム『mothers』は、なんと週間アルバムチャート2位という結果に。
2016年5月にシングル「時代をあつめて」でメジャーデビュー、この時は週間シングルチャート18位。
メジャーデビュー以前から注目を集めていましたが、その後も2ndフルアルバム『woman's』は週間アルバムチャート5位と、順調に成長してきている様子が窺えます。
『mothers』は、初週で3.2万枚の売り上げ、『woman's』の約2倍近い初週売り上げ枚数となりました。
ライヴ活動をかなり精力的に行うMy Hair is Badですが、それでもチケットは手に入りにくく、争奪戦が繰り広げられるほど。
自身初のホールツアー”ギャラクシーホームランツアー”
東京公演は日本武道館!
2017年の11月には、My Hair is Bad初となるホールツアーが発表されました。
全国11会場12公演となるこのツアーでは、新潟県での公演が3日間予定されています。
3日間とも違う会場での開催となりますが、地元を大切に思う、彼らの気持ちがよく表れていますね。
そして3月には東京公演が2日間予定されていますが、東京会場は2日間とも日本武道館。
メジャーデビュー2年も経たずに日本武道館公演とは、改めて彼らの勢いを実感してしまいますね。
ミュージックシーンでどんどん存在感を増していく、その様子にファンはたまらなくドキドキするのではないでしょうか。
「ギャラクシーホームランツアー」と銘打たれたこのツアーに、ギターヴォーカルの椎木和仁は”My Hair is Badにはまだまだ可能性がある”とメッセージを寄せています。
彼らの可能性はこれまで私達に聴かせてくれた音楽からも十分に感じさせてくれますが、まだまだそれ以上のものを秘めているんだと言い切ったMy Hair is Bad。
ますますこれからの彼らに期待せざるを得ませんね。
「復讐」のMVはこちら!
My Hair is Badの最新アルバム『mothers』に収録されている「復讐」には、MVがあります。
気持ちいいくらい全力で演奏する彼らの姿を、存分に堪能することができます。
MVには黒髪の女性が登場、真っ白に赤いアクセントのある衣装と黒髪の対比が鮮やかです。
全力疾走する彼女。〇×の書かれた紙を体当たりで破ってから、じっとこちらを見据える彼女の姿に”必ず後悔さしてやる”の歌詞が重なります。
過激な内容の歌詞に合わせてか、バンドメンバーは自分の頭で瓶を割ったり、キャベツにナイフを突き刺したり……。
MVの終盤では、女性が何とマシンガンで反撃を開始!これでもかというくらい撃ちまくります。
ユニークな世界観のある「復讐」のMV、ぜひゆっくりとご覧ください。
My Hair is Badの世界を堪能できる「復讐」の歌詞
ここからは、存分にMy Hair is Badの世界が堪能できる「復讐」の歌詞の世界を見ていきましょう。
ずっと忘れないでいるから
はじめは 愛し合ったり
いつでも 優しかったり
あれこれ 嬉しかったり
はじめに 戻りたい
って浸ってる場合じゃない
こっから復讐してなんぼ
もう一回!そう言ったんだ!
紅一点 さあ もう一点だ!
きっと必ず後悔さしてやる
出典: 復讐/作詞:椎木和仁 作曲:椎木和仁
恋愛あるある、とでもいいましょうか。
気持ちを確かめ合って、付き合い始めた当初は、お互いにいい意味で”盲目”の部分がありますよね。
欠点が全く気にならなかったり、そもそも欠点が目に入らなかったり。
相手のことが何でも許せて、何でも愛しく思えたりもするでしょう。
何でも新鮮で、気分も盛り上がっていてすべてが輝いているような、そんな気さえするものです。
ところが月日を重ねて、お互いのことを理解していくうちに、最初は見えなかった欠点も見えてきます。
素の自分のさらけ出すようにもなり、不機嫌になったり、怒ったりすることもあるでしょう。
こんなはずじゃなかった、最初はあんなに楽しかったのに、と一緒にいることを後悔するようにさえも。
結局は別れてしまってからも、付き合いはじめ当初のことはいわゆる”思い出補正”もかかってより輝いて見えるものですよね。
だからこそ、その頃を思い出して浸りそうになりながらも、去っていった彼女に”後悔させてやる”と復讐を誓うのです。
ちょっと物騒な……!
春になったら殺っちゃうぞ!
だから顔も体も名前も全部
ずっと覚えてて忘れないでいよう
待ちに待って殴っちゃうぞ!
だからあれもこれも番号も全部
ずっと覚えてて忘れないでいよう
神様だってそう言うさ
喪服に着替えて葬祭しよう
線香の匂いが香る
さよなら
出典: 復讐/作詞:椎木和仁 作曲:椎木和仁
憎しみが募るということは、裏を返せばそれだけ深く愛していたということ。
行き違いか、裏切りか。
別れてしまう原因は何だったのかはわかりませんが、彼には深く未練が残る別れだったようです。
”殺っちゃうぞ””殴っちゃうぞ”と物騒な言葉を並べて、だから彼女の何もかもを覚えておくといいます。
本当の本当に心底嫌いになったのなら、普通は存在自体を思い出したくもなくなるもの。
怒りと憎しみと、そして悲しみでそんな風に言っていても、本当は彼女のことは忘れたくない。
忘れられない。
自分で気付いていない心の底では、そう思っているのでしょう。
彼女を失う現実を受け入れられずに。
別れは 急に来たり
終わりは 悲しかったり
あれから あの涙は
怒りや憎しみに
さあ今こそ天罰を
今日も明日も明後日も来月も
背後に気をつけろよ
刺してやるから
たった一回の一生を
傷付けられて黙ってられるかよ
ほんの一瞬で気が付いた
あの恋は本気だったんだ
ずっとこのままじゃいられない
出典: 復讐/作詞:椎木和仁 作曲:椎木和仁