夢と現実の
両方を知って
落胆に慣れながら
逞しく生きるのが人生だ
出典: 泣いたっていいじゃないか?/作詞:秋元康 作曲:K-Wonder/SAS3
誰もが昔は将来の夢を輝かしい瞳で語っていた時代があったはずです。
しかし、叶えられない現実を目の前にして落胆してしまうという現実にも出会ったことがあるでしょう。
つらく悲しい出来事の積み重ねでもある現実を、私たちは逞しく生きていかないといけません。
④大人の悲しさ、子どもの頃と変わらないはず
WOW WOW
僕たちはいつから
涙を流さないのか?
幼かったあの頃より
強くなったわけじゃない
WOW WOW
大人になったって
悲しい事はある
だけど 歯を食いしばって
我慢してるけど
たまには泣いたっていいじゃないか?
出典: 泣いたっていいじゃないか?/作詞:秋元康 作曲:K-Wonder/SAS3
子どもの頃、私たちは泣きたいときに、泣きたいだけ泣いていました。
大人になった今、人前で泣くということはめったにありません。
だけど、悲しいことを「悲しい」と思う気持ちは子どもの頃に感じたものと変わらないはず。
サビの部分であるこちらの歌詞には、「大人だって泣きたいときは辺り構わず泣くときがあってもいいんだよ」という強いメッセージが込められています。
⑤過去の傷が頭をよぎる
永遠 固く誓った愛は
こんなに脆(もろ)かったのか?
忘れないでといったあの瞳は
他の男(ひと)見てるのか?
10年後 迎えに来てなんて
思い上がりに溺れたのか?
過去と喧騒に
ため息ついた
出典: 泣いたっていいじゃないか?/作詞:秋元康 作曲:K-Wonder/SAS3
恋愛の真っ只中では本気で交わした約束もいつしか失われてしまいました。
大切だったあの人は、今は別の人と幸せになっているのでしょうか。
人の声や物音の騒がしさとリンクして、過去の傷がザワザワと頭をよぎっていくようです。
⑥感情がすり減っていく現実
上京する時
持って来たギターは
安アパートの
押入れの中に放り込んだまま
あれから一度も
弾いていないのは
歌いたいことが
ないからだろう
出典: 泣いたっていいじゃないか?/作詞:秋元康 作曲:K-Wonder/SAS3
大切なギターと共に、大切な夢と希望を抱いて上京してきた思い出。
しかし、毎日の生活に追われて心も体もすり減っていき、歌いたいことを考える余裕すらありません。
「歌いたい」という気持ちさえすり減っていくのが現実だったのです。
⑦誰もが傷つきながら生きている
傷の治し方
いつしか覚えて
痛みなんかどうでもいい
思いっきり傷つくのが人生だ
出典: 泣いたっていいじゃないか?/作詞:秋元康 作曲:K-Wonder/SAS3
心の傷をどうにか手当てする方法を覚えても、傷を防ぐ方法はわかりません。
他人の顔を見るとみんな平然と生活しているように見えますが、誰もが心の中で傷つきながら生きていっているのです。