君の分まで精一杯に生きていく

ここに 願う 願う 願う
君が朝を愛するように
ここに 願う 願う 願う
その庭を選び今に咲く

ここに 願う 願う 願う
暗闇に呼んだその名を
胸にきつく抱き 願う
物語は続く この僕に
ほら今に咲く、花!

出典: 朝顔/作詞:折坂悠太 作曲:折坂悠太

僕は君の名前を何度も叫びます。

2人が朝を待ち望んでいたのと同じぐらいに、心から君に会いたいのだと。

その必死さは、まるで微かな光に手を伸ばすかのようです。

僕の人生はこれからも続いていきます。

その隣に君はいません。

淋しさを抱えたままに生きることは、とても残酷でしょう。

しかし決して悲観的に捉えているわけではないようです。

それは“今”を精一杯に生きることの大切さに気づいたから。

そして今も胸の中に君からの愛情は生き続けているからでしょう。

先に旅立っていった君の分まで懸命に生きていく。

そんな決意が伝わってきます。

咲き誇る朝顔のように

折坂悠太【朝顔】歌詞の意味を考察!朝を愛すとどんな日常になる?咲き誇った花の色から心情を読み解く!の画像

「色はなんか?」
「群青!淡紅!」
「そりゃ結構」
「そりゃ上々」

出典: 朝顔/作詞:折坂悠太 作曲:折坂悠太

これは朝顔の色のことを表しているのでしょう。

ご存知の通り、朝顔は1色だけではなく、色とりどりの花を咲かせます。

朝顔の花言葉が“愛情”だということはすでに述べました。

実は朝顔、その色によってそれぞれに花言葉があるのです。

歌詞で描かれている青の朝顔は“短い恋”

そしてピンクの朝顔は“安らぎ”…。

まさに僕の心情そのものです。

これからの僕にどんなことが待ち受けているでしょうか。

ときに瑞々しく、ときにしぼんでしまうこともあるかもしれません。

それでも胸の中で生き続ける君からの愛が、再び花を咲かせる種となるのでしょう。

朝顔のように生きた、君を思いながら。

この命は当たり前ではない

大切な人を失うということ。

その悲しみに寄り添うことは簡単にはできません。

たとえ人前では笑っていても、周りからは想像もつかないほどの悲しみを抱えているのでしょう。

それでも「朝顔」の主人公は、これからの人生を強く生きていくことを決めました。

命に感謝をしながら、精一杯に生きることを胸に留めながら、人生を歩んでいくべきなのかもしれません。

番外編:おすすめシンガーソングライター特集!

折坂悠太【朝顔】歌詞の意味を考察!朝を愛すとどんな日常になる?咲き誇った花の色から心情を読み解く!の画像

ここでは折坂悠太を好きな方に向けて、おすすめシンガーソングライターを紹介していきます!

まずは片平里菜

2013年にデビューしたシンガーソングライターです。

伸びやかに響く声と、恋も孤独も赤裸々に綴った歌詞が魅力。

キャッチーなメロディが心地よく、彼女の世界観に惹き込まれてしまいます。

同性からの支持を多く得ているシンガーソングライター「片平里菜」。今回は、そんな彼女の、等身大の自分を描くおすすめ曲をまとめてみました。

次は崎山蒼志

声、詞、曲、演奏、そのどれもが個性的で独自の世界観を描き出しています。

これからの音楽時代を担う若手ミュージシャンの1人です。

たった2分10秒の演奏シーンだけで音楽シーンを揺るがした「とんでもない天才」が現れた。ネット配信番組への出演をきっかけに、ゲスの極み乙女・川谷絵音やくるり・岸田繁などの著名人からその音楽センスが絶賛された崎山蒼志。今回はブレイクのきっかけになった「五月雨」の歌詞を徹底解説します。

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