リリース情報

2009年にリリース

【SAWAYAKA】は2009年にリリースされました。

収録されているのは1stアルバムの「庶民派爆弾さん」というアルバム

【SAWAYAKA】はそのアルバムの14曲目に収録されています。

いかにも打首獄門同好会らしいアルバム名ですね。

同曲の他にも、パワフルなのに親しみやすい曲がずらりと並んでいます。

また、同曲は2017年リリースの「秋盤」というアルバムで再収録

合計2つのディスクに収録されている曲なのです。

「秋盤」はとにかく「味覚の秋」をテーマにしたアルバム。

ハンバーグ愛あふれる同曲は、同アルバムに外せないラインナップとなりました。

「さわやか」とは?

「さわやか」と聞いてピンとこない方も多いでしょう。

「さわやか」とは、静岡に展開するチェーンのレストランです。

静岡県内に33店舗を展開しており、かなりの人気レストラン!

しかし県外には1店舗もありません。

同曲ではそんな超ローカルなレストランをテーマにしているのです。

ちなみに「さわやか」はハンバーグをメインとしたレストランです。

「炭火焼レストラン」というキャッチコピーも静岡県民には超有名。

関東でいうところの「びっくりドンキー」や「ブロンコビリー」のようなものでしょう。

また人気なのは静岡県民にだけではありません。

県外からわざわざ静岡まで「さわやか」の味を求めてくる人もいるんだとか。

そんな中毒性のある「さわやか」への愛を同曲では高らかに歌い上げています。

なぜさわやかをテーマにしたのか

「生活密着型ラウドロックバンド」としての楽曲制作

ハンバーグ屋さんをテーマに曲を作るというのは中々斬新な試みです。

しかし打首獄門同好会は、これまでもかなり変わった楽曲制作を行ってきました。

例えば有名曲でいうと、【日本の米は世界一】や【島国DNA】など。

「米」や「魚」など食べ物をテーマにした曲は同曲が初めてではありません。

もちろん食とは離れたテーマの楽曲も手掛けています。

しかし食とは生活から切り離すことのできない営みの1つ。

「生活密着型ラウドロックバンドとして取り上げるべきテーマでもあるのです。

ラウドロックでありながら、リスナーが「わかる」と感じる音楽。

それこそが彼ら打首獄門同好会の個性でもあり、強みなのです。

彼らの音楽はラウドロックをより身近に感じることが出来ます。

そんな中で「ローカル」という要素を取り入れたのが同曲なのです。

ボーカルは静岡県浜松市出身

ではなぜローカルな飲食店の中でも「さわやか」を選んだのか。

その理由はボーカル兼七弦担当の「大澤敦史」さんにあります。

実は彼、静岡県の浜松市出身なのです。

そのため「さわやか」は超が付くほど身近な存在!

今でこそ上京したものの、昔はさわやかにずいぶんお世話になったそう。

自分のルーツともいえる静岡を代表するレストラン「さわやか」。

生活に寄り添う彼らとしては取り上げられずにはいられなかったのでしょう。

ちなみに同曲は自主製作楽曲として製作されています。

打首獄門同好会も、そして「さわやか」もまだ全国的な知名度がなかったときのことです。

それだけ彼には「さわやか」への想いが強くあったのでしょう。

地元を出て気付くさわやかのレベルの高さ

実は東京や大阪にはない

静岡県西部中心に県内に展開 しているその店は
一見よくある普通のレストラン
静岡県内限定ファミリーレストラン
東京都にも大阪府にもないの

出典: SAWAYAKA/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史

「さわやか」は、実は東京や大阪にはありません。

本当に静岡にしか店舗のない正真正銘ローカルチェーンなのです。

県外の人から知られるようになったのもここ数年の話。

それまでは静岡県民だけのソウルフードでした。

しかし「さわやか」の歴史は長く、実は1977年から1号店がオープンしています。

元々の名は「コーヒーショップさわやか」。

コーヒーショップという名でありながら、当時から主力商品はハンバーグです。

そんなブレないスタンスを静岡でずっと続け、店舗数を増やし続けました。

その地道な経営スタイルもまた、静岡県民にうけているのでしょう。

そのため本当に静岡県以外のどこへ行っても「さわやか」は存在しません。

静岡に来て初めて食べられる味なのです。

ボーカルの大澤さんは昔から当たり前のように「さわやか」を食べていたそう。

しかし東京には「さわやか」はありません。

上京して初めて、当たり前に食べていたその味を恋しく思ったのでしょう。

ローカルチェーンとは思えないクオリティ

故郷を離れて初めて気づく あなどりがたき高きクオリティ
ほかの店じゃもう満たされぬ想い 懐かしきあの味を

出典: SAWAYAKA/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史