笑い合える日々は 今日で最後だと
頭の中に刻み付け いつも結末だらけで嫌に成る

出典: 売春/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ

2人の未来は、2人自身も分かっているようです。

それはこの歌詞からも分かります。

普通の関係にはもうなれないのです。

出会い方が悪かったのか、年の差がいけないのか。

それは2人にも分からないでしょう。

しかしこの関係を続けていては、いずれお互いの身を亡ぼすことは確か。

特に周囲にバレてしまえば一貫の終わりです。

2人へ加えられる社会的な制裁は厳しいものでしょう。

男性もそれを承知で、さとすように女性に話かけます。

しかし女性の方はというと、もう後戻りできないといった様子。

事情は分かっていても、好きな気持ちは中々捨てられません

2人は共謀犯

綺麗な恋愛ではない

報われる日々を 望むなんて厚かましいね
譲り合いと自嘲繰り返す
増すものがない 淋しいね

出典: 売春/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ

2人は今でこそ純粋に惹かれ合っています。

しかし、世間的にそれは純粋なものではないことも承知です。

そのため、今さらどう愛し合っても綺麗になれないことも分かっています。

そんな認識からか、「思い出として片づけない」といったフレーズが登場。

2人はもう取り返しのつかないところまで踏み込んでいます。

そのため、もうこれはどうあがいても綺麗な思い出に昇華できないのです。

ここまで来てしまったからには、後戻りできない。

そんな2人の覚悟が感じられます。

どちらの罪でもある

あたしが売る春 ぼくが奪う春
思い出なんかにしたりしないで せめて
共犯者でいよう

出典: 売春/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ

2人はずっと一緒にいたいと願っていることでしょう。

しかしそれには絶えず罪の意識を感じていなければいけません。

2人のしていることは「普通」ではないのだから。

そんなことを2人はしっかり認識しています。

それを承知で、離れられないのです。

これはどちらが悪いということでもありません。

「お互いの罪」でしょう。

もしくは「お互いが罪」とでもいうべきでしょうか。

そのため2人は結局共犯でいることを選びます。

お互いが罪を擦り付け合うようなことはしません。

罪を承知で、誰にも言えない秘密を共有することを誓ったのです。

まとめ

【女王蜂/売春】歌詞の意味を徹底解説!この関係で傷つく存在とは?共犯者でいたいと歌う意図を読み解くの画像

危険な恋の香りが漂う一曲でしたね。

非常に女王蜂らしく、考えさせられる楽曲でした。

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