TikTok発の2020年代表「きゅん」ソング!

15秒verがSNSで人気に

ひらめのナンバー「ポケットからきゅんです!」。

あたたかくて優しい歌声とメロディ、ほっこりする歌詞が幸せな気分になれる一曲です。

楽曲も配信されており、本人による弾き語り動画YouTubeに公開されています。

ですがむしろTikTokinstagramのストーリーで聞いた!という方が多いのではないでしょうか。

TikTokで15秒バージョンとして公開されたこのナンバー。

その優しいサウンドと「きゅんです!」というフレーズは瞬く間に人気を集めます。

関連動画は2か月で25万以上が作成され、まさに「バズる」一曲となりました。

楽曲そのものも2020年8月14日にLINE MUSICにて先行配信され、デイリーランキング2位を獲得。

心あたたまるフルバージョンに、多くの人が「きゅん」するナンバーです。

2020年の流行語大賞にもノミネート!

ひらめ【ポケットからきゅんです!】歌詞の意味を解釈!なぜポケットからなの?きゅんの示すものを深読みの画像

きゅんです」というフレーズはこの一曲に留まらずSNS上で大人気となりました。

人差し指と親指を交差して小さなハートを表現する「きゅんです」ポーズ

中高生の間ではもはや定番のポーズとなっています。

また、TikTokやSNSを中心に動画も大ブレイク。

きゅんです!」「シュンです」に合わせてポーズする動画が大流行しました。

人気ユーザーはもちろん、ディーン・フジオカをはじめとする芸能人も投稿。

「きゅんです」は2020年流行語大賞にもノミネートされました。

まさに2020年を代表する一曲となった「ポケットからきゅんです!」。

「きゅん」に隠された想いとメッセージを、歌詞から深読みしていきましょう。

ポケットから落としたもの

ぽろりとこぼれた「きゅん」

ポケットからきゅんです!
え?何落としたの?きゅんです!
君がくれた きゅんです!
でも君にあげられなくてシュンです。

出典: ポケットからきゅんです!/作詞:ひらめ 作曲:ひらめ

ひらめの優しい歌声とアコースティックギターで歌い出される一曲。

ポケットからこぼれおちた「きゅん」。

指で作ったハートのような小さくてかわいい「きゅん」が落っこちて転がっていく。

そんなイメージが思い起こされる歌い出しです。

「何落としたの?」と尋ねているのは「」なのでしょう。

落とした「きゅん」をあわてて拾って、君に見せる「私」。

君からはたくさん「きゅん」をもらって大切にしまっている。

なのに、君には「きゅん」をあげられない…。

そんなもどかしさが、しょんぼりした気持ちを表す「シュンです」で伝わってきます。

なぜポケットからなの?

ポケットからこぼれおちた「きゅん」。

なぜ「ポケットから」なのでしょうか?

ポケットはいつも身に着けていられて、大事にしたいものを入れておく場所。

それでいて、外からは見えない場所です。

それは、まるでのような場所。

君のくれた「きゅん」が大事で、いつも持っていたい。

だから大事にポケットに入れておいた、そんな気持ちが見えてきます。

それに肌に近い場所だから、ポケットに入れておいたものはなんだかあたたかいことも。

ポケットに入っていた「きゅん」はほのかにあたたかいのかもしれません。

外からは見えないけれど、大切でいつも持っていて、なんだかあたたかい。

そんな「きゅん」をしまっておくのに、ポケットはぴったりの場所なのです。

でも物を出し入れしたり、何かの拍子に入れていたものを落としてしまう

そんな出来事もポケットあるあるではないでしょうか。

君からもらった「きゅん」はたくさんあったのでしょう。

そのたびポケットに入れて、大切にとっておいた「きゅん」。

そして新しい「きゅん」をポケットに入れようとした拍子に。

あるいは「きゅん」でポケットがいっぱいになってしまった時に。

ポケットから「きゅん」がこぼれて、ころころ落ちていく

「ポケット」という言葉があることで、形のない「きゅん」という気持ちが形を持って見えてきます。

小さなころに、きれいな小石を大事にポケットに入れていた思い出。

まるでその小石のように、きれいでかわいい「きゅん」を大事にポケットに入れておく。

そんな気持ちやイメージが「ポケット」から伝わってくるのです。

君と出会えたことに「きゅん」

大切な君と2人で

君と出会えたことは 奇跡じゃなくて運命だと思うんです。
転んでも つまずいても君とふたりで進んでいくんです。

出典: ポケットからきゅんです!/作詞:ひらめ 作曲:ひらめ

奇跡」はめったに起こらないことが起きたときに使われる言葉。

一方「運命」は、はじめからそうなるように定められていたことを思わせる言葉です。

どちらも、大切な人と出会えた時に使われることが多い言葉。

でも君との出会いは私にとって、運命と思うのがふさわしいものでした。

ずっと前から出会うことが約束されていたような大切な君。

そんな君とだから、うまくいかないことに出会っても一緒に乗り越えていく

けなげで純粋な愛情が伝わってくる一節です。