(easy come easy go) ⾒せかけだけの
(easy come easy go) ハンパな都会も
(easy come easy go) ⽬覚めたとき
鮮やかに輝き出すだろう

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

ここで出てくる歌詞が、「Feel My Heart」の重要な部分といえるでしょう。

例えば宝くじで3憶円が当たったとします。

いきなり大金が手に入ったことで驚きととまどいを隠せないはずです。

しばらくの間「これは現実なのか?」と頬をつねってみる人もいるでしょう。

色々試してみて「これは現実に起こったことなんだ」と理解していきます。

その後どのように行動するかは人それぞれだと思います。

でも冷静を装っていても「何か強大な力」を手に入れたように感じるはずです。

「今まで経験したことがない贅沢をしてみよう!」

「少しくらいならいいか!」と思って羽振りが良くなることもあるでしょう。

でも毎日5万円ずつ使っていくと15~16年で手持ちはなくなってしまいます。

好き放題に使っていたらもう少し早いかもしれません。

いずれは大金を手に入れる前の状態に戻ってしまいます。

その時「宝くじが当たる前より幸せですか?」と聞かれたらどうでしょうか?

「何だか夢を見ていただけのような気がする」

そう感じるような気がしませんか?

本当に足りないものとは?

足りない何か」は大金でも大人のように振る舞うことでもありません。

さっき感じたように、すぐに手に入ったものは失うのも早いことを表しています。

苦しいけれど試行錯誤して積み上げてきた日々はムダになりません。

しばらくしてから初めて「あぁ、意味のあることだったんだな」と気づきます。

明日を追うのではなく昨日を振り返れる自分がいることに気づいたとき。

足りない何か」が見つかったといえるのではないでしょうか?

素直になれない気持ち

⼼を開いて ときめく想いが⾊褪せないように!
待ち続けるほど 夢は幻に変わってく
ためらうことなく 素直な気持ちを今すぐ伝えて!
つまづくことなど もう恐れないよ
I Just Feel My Heart

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

「自分の気持ちとは反対のことを言ってしまう」

自分の気持ちに嘘をついたりフタをしたりすることもあると思います。

本当のことを言うと恥ずかしいとか、理解してもらえないと感じることもあるはずです。

そういう時期って誰しもあるのではないでしょうか?

自分の気持ちに嘘をついて期待だけしていても裏切られたことって多いはずです。

「自分の頭の中身を大勢に見られるような恥ずかしさ」

「素直になって!」と言われても「ありがとう」すら言葉に詰まって言うことができなくなります。

目の前に石ころは転がっていないのに足元ばかり見ながら歩いているような感覚に陥ります。

そんな日々について歌っているサビといえるでしょう。

何が本当なのかわからない

現実と嘘の絡み合う
この世界に⽣まれても
歪んだ迷路 さまよいながら
答えを⾒つけよう

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

「あんな大人になりたくない」

全てが嘘のように聞こえてしまうフィルターから声が聞こえてきます。

その声から逃れるように走ることしかできません。

前に進んでも行き止まりばかりで苛立ちばかりが増していきます。

「この壁を壊していけたらいいのに」

そんな叫びが聞こえてきそうです。

例えば初めて都心の駅に降りたと想定しましょう。

ホームや改札口がありすぎて目的地にたどり着ける自信がありません。

そこで駅員さんや周りにいる人に聞きながら目的地を探します。

何とか目的地にたどり着くことができて一安心しました。

また次の場所に向かって誰かを頼りながら目指していくでしょう

それを繰り返すことで迷路のように見えた都会にも慣れていきます。

こんな心境ではないでしょうか?

信頼できるもの

誰かに道を尋ねるときも「聞いても大丈夫そうな人」に聞くでしょう。

だから素直になれないときは距離を置いてみることも大切です。

「後から分かり合える時が必ず来る」という意味で歌っているのかもしれません。

もう迷わない

(easy come easy go) うつむかないで
(easy come easy go) 涙⾒せずに
(easy come easy go) 忘れないよ
いつか⾵向きは変わるから

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

一度迷ったことがある道の方が覚えているという経験はありませんか?

道を知っている人について行った場所はなかなか思い出せないと思います。

でも迷った場所は周りに何があったか意外と覚えていることは多いはずです。

人生も同じで迷ったことのある道は忘れません。

何となく通ってきた道は、ちょっとしたことで見失ってしまいます。

だから心配しなくていいと励ましてくれています。