「sailing day」は劇場版ワンピースの主題歌!
「sailing day」は、2003年3月12日に「ロストマン」との両A面シングルとしてリリースされました。
通算6枚目のシングルで両A面という収録形態は、BUMP OF CHICKEN初の試みです。
オリコンでは初登場2位を獲得し、初動売上はシングル初の10万枚を突破と、セールス面も好調。
あの大人気漫画「ワンピース」の劇場版4作目となる「ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険」の主題歌に起用されました。
そもそも「ワンピース」ってどんな話?
海賊王になるのが夢!
「ワンピース」は、主人公であるモンキー・D・ルフィ率いる海賊「麦わらの一味」が、かつての海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝」(=ワンピース)を目指して冒険する物語です。
ルフィのトレードマークである麦わら帽子は、子供の頃に溺れかけた自分を助けてくれた海賊、「赤髪のシャンクス」からもらったもの。
シャンクスとの別れのときに麦わら帽子を託され、「大人になったら立派な海賊になって再会する」という男の約束を交わします。
「海賊王に、俺はなる!」というルフィの決めゼリフは、シャンクスとの男の約束を守るための目標でもあるようです。
発行部数でギネス世界記録に認定!
原作は「週刊少年ジャンプ」で1997年から長期にわたって連載されている漫画で、作者は尾田栄一郎。
単行本の累計発行部数はなんと3億5,000万部を突破!
その発行部数の多さから、2015年にはギネス世界記録に認定されました。
この数字だけを見ても、ケタ外れの人気があることがよくわかりますよね。
「sailing day」の歌詞を紐解く
海賊の世界を描いている「ワンピース」の劇場版主題歌ということもあり、「sailing day」には原作をイメージさせるフレーズが満載です。
しかしこの曲は、「ワンピース」の世界に彩りを与えるだけではなく、現実世界に生きている私たちを励ましてくれる曲でもあります。
さっそく、歌詞の内容を紐解いてみましょう。
愚かなドリーマー=ルフィ?
目を閉じたその中に 見えた 微かな眩しさを
掴み取ろうとした 愚かなドリーマー
出典: https://twitter.com/BUMPOFCHICKEN_z/status/681846652114604032
冒頭から「ワンピース」の主人公・ルフィのことを指しているようなフレーズが出てきます。
「微かな眩しさ」=「夢」と考えれば、海賊王になる夢を持っているルフィと重なりますよね。
しかし「海賊王になる」という夢は、あまりにも規模が大きすぎて、簡単に叶えられるものではありません。
そして「微かな眩しさ」ということは、その夢はまだハッキリとした形では見えていないということ。
叶うかどうかわからないような夢を抱いているという意味で、「愚かなドリーマー」という表現が使われているようにも思えます。
一度でも笑えるなら、何度泣いてもいい
どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで生きている
たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや
出典: https://twitter.com/jio2peu5/status/919433330797375490
たとえその夢が大きすぎて先が見えなくても、自分を捨てていないという強さ。
そして「一度でも笑えるなら、何度泣いてもいい」という言葉には、夢に向かっている途中で心が折れそうになったとき、とても励まされます。
「いつか笑うために、いま泣くのはカッコ悪いことじゃない」というメッセージが伝わってきますよね。